TCU Research Directory 2023
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信シダ太 洋ヒロユキ行准教授TCU Research Directory 2023 181住生活サービスを生み出すプラットフォームの構築BIM / デジタルアーカイブ / 湿式壁構法 / ゲーミフィケーション研究テーマキーワード都市生活学部 都市生活学科住宅生産研究室研究者情報最近の研究テーマ様々な既存建物の利活用を実現するために、容易に設置・撤去が可能な住空間システムを構想し、「所有から利用へ」という新たな豊かさの実現を目指しています。また、それらのシステムを長期的に維持するために、各主体の目的にあった建物情報の構築方法も検討しています。具体的には、マンションの維持管理促進のためのBIM手法の開発、3Dスキャニングによるデジタルアーカイブ、そして貝殻や衣類等の廃棄物を利用した湿式壁構法の開発を進めています。研究内容と目指すもの住宅生産とは一般に「住宅をつくること」を意味しており、設計や工事を包含した概念です。高度経済成長期は、住宅の効率的な生産が大きな課題の一つでしたが、住宅数が充足し、人口減少社会に入った今日では、既存住宅を上手く利活用することが求められています。この様な時代の転換の中で「快適で外部資金• 一般財団法人建設物価調査会「マンション修繕費のリアルタイム可視化を実現するための建物情報システムの開発」(R4.10-R6.9)• 基盤研究(c)「マンションの維持管理促進のためのBIM手法の開発」(H28.4-H31.3)持続可能な都市生活を実現するモノやサービスとは何か」をテーマに、実プロジェクトに触れながら学生と共に、その解決策を探っています。安全で豊かな住生活を実現するために、事業者だけでなく、消費者の参加を組み込んだ仕組みづくりを目指しています。• 公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団「災害サポートゲーム」(H29.4-H30.3)• 公益財団法人L I X I L住生活財団「循環型インフィルの実現に向けた小型H形鋼の開発」(H24.4-H25.3)研究の特徴• 快適で持続可能な都市生活を実現するモノやサービスの開発• 安全で豊かな住生活を実現するために、事業者だけでなく、消費者の参加を組み込んだ仕組みづくり研究の内容• BIMによるマンションの維持管理促進• 既存建築のデジタルアーカイブ• 廃棄物を利用した湿式壁構法の開発企業等との連携可能テーマ• 3Dスキャニングによる建築情報の取得・利活用モデルの構築• マンションの維持管理促進のためのBIM手法の開発• 地域の自助・共助を支援する防災VRの開発• 住宅部品(開口部等)に関する基準作り知的財産権・関連論文情報・著書• 特許「カーテンウォール構造」「着脱型二重床システム」• 既存建築物の設備改修における3次元スキャニングの活用に関する研究、日本建築学会技術報告集、2013年19巻43号 • 可動ルーバーによる簡易ダブルスキンの開発とその断熱性の検証、日本建築学会大会、2012• インフィルを動産化するための床システムの開発(その2)、日本建築学会技術報告集、2004年10巻20号• 構造用教材(建具、建築と設備)、日本建築学会

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