TCU Research Directory 2023
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岡オカノ野 好ヨシノブ伸教授TCU Research Directory 2023 193薄型電波吸収体小形アンテナ / 広帯域アンテナ / 生体電磁環境 / SAR研究テーマキーワード理工学部 電気電子通信工学科無線システム 岡野研究室研究者情報最近の研究テーマUHF-RFID(無線認証)システムは便利ですが、電磁波多重反射がTagの誤認証に影響します。このため、認証精度向上には、反射制御技術が不可欠です。そこで、防犯カメラ等の妨げにならず、かつ極めて薄く、軽い電磁波吸収体を開発しました。さらに、液体の入った容器や金属にも適用可能な無線タグを併せて開発することで、UHF-RFIDによる販売管理精度の向上が期待され、これによる無人店舗の実現や物流現場での省人化、無人化を促進し、労働人口の減少に対応する技術開発をしています。研究内容と目指すもの将来の労働人口減少に備えて、これまでの「人」による効率化・高品質化技術をUHF-RFID(無線認証)システム適用によって代用し、工場や小売店の無人化を行う際の確度・精度の向上を支援します。外部資金• 研究開発型スタートアップ支援事業/NEDO Entrepreneurs Program (共同)2022年度• 戦略的イノベーション創造プログラム(代表)2020年度• 受託研究,日本板硝子,2022-2023年• 受託研究,東リ株式会社,2022-2024年• 受託研究,積水樹脂,2019年-2021年技術の特徴UHF-RFID(無線認証)システムは便利ですが、電磁波多重反射がTagの誤認証に影響します。このため、認証精度向上には、反射制御技術が不可欠です。そこで、防犯カメラ等の妨げにならず、かつ極めて薄く、軽い電磁波吸収体を開発しました。技術の用途将来の労働人口減少に備えて、これまでの「人」による効率化・高品質化技術をUHF-RFID(無線認証)システム適用によって代用し、工場や小売店の無人化を行う際の確度・精度の向上を支援します。企業等との連携可能テーマ• UHF-RFIDシステムによるコンビニ無人化支援技術に関する実証試験• 透明極薄型電磁波吸収体の低コスト化に関する研究知的財産権・関連論文情報・著書• “Development of the extra-thin UHF-RFID tag antenna for liquid containers identification”, Atsuya Kadono, Yoshinobu Okano, IEICE Communications Express, vol.10,no.9,pp715-720, 2021 他10編• “電波吸収体”, 特許第4948810号 他3編ほか

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