TCU Research Directory 2023
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柴シバタ田 随ツグミチ道教授TCU Research Directory 2023 197RF/マイクロ波回路設計技術とシステム応用の研究インターネット・オブ・シングス / センサネットワーク / マイクロ波回路 / 無線電力伝送研究テーマキーワード理工学部 電気電子通信工学科集積化システム 柴田研究室こうしたシステムの要素技術として、センサ端末へのワイヤレス給電の高度化技術や、回路、システムの設計への機械学習の活用による設計技術高度化の研究も進めています。研究室HP研究者情報最近の研究テーマSociety 5.0の実現を通したSDGs達成を目指す研究が進んでいます。街なかの施設や住宅にネットワーク化したセンサ群を設置して、そのデータを活用することで様々な課題解決が進むと考えられます。本研究室では、高周波・高速回路の設計及び実装技術を核として、様々な社会的課題解決に向けたシステム提案の研究を行っています。下図は、施設内等の高齢者見守りシステムの一例であり、少子高齢化が進む中でセンサ信号を利用して高齢者の動きをさり気なく推定して見守る技術の開発を進めています。研究内容と目指すもの実世界とサイバー世界を統合する情報通信応用システムにおいては、端末や装置の通信制御やデータ分析に関わる情報処理技術とともに物理的な信号を高速、高精度に処理するハードウェア技術がシステム性能を左右する重要な要素技術です。集積化システム研究室では、高周波回路や通信インター外部資金• 文科省「私立大学研究ブランディング事業」タイプB「都市研究の都市大:魅力ある未来都市創生に貢献するエイジングシティ研究および実用化の国際フロンティア」(H29-R1)フェース回路を含むアナログ信号処理技術、アナログ・ディジタル混載集積回路技術、ソフトウェアとハードウェアの協調設計技術などの研究を行い、情報通信応用技術の発展に寄与するとともに、研究を通してハードウェアとソフトウェアの両面で活躍できる人材の育成、創出を目指します。• 企業との共同・受託研究(H28、H30、R4)技術の特徴当研究室では、高周波回路や通信インターフェース回路を含むアナログ信号処理技術やアナログ・ディジタル混載集積回路、ソフトウェアとハードウェアの協調設計技術などをベースとして、研究を通してハードとソフトの両面で活躍できる人材の育成、創出を目指しています。技術の用途ワイヤレスセンサネットワークによる情報収集とデータ分析を通して、少子高齢化時代の社会的課題解決への貢献を考えています。見守りの他に、様々な施設の環境監視、利用状況のモニタリング、またそうした情報に基づく行動支援などの応用研究を進めています。企業等との連携可能テーマ• 電子デバイスの回路モデリング、高周波実装、回路や電磁界のシミュレーション、最適化手法など• 通信インターフェースやセンサを含む組み込みシステムのプロトタイピングなど• 機械学習、群知能最適化技術を利用した回路とシステムの設計技術、各種センサデータのアプリケーション検討、フィジビリティ―調査など知的財産権・関連論文情報・著書特許第3359608号「非接触型ICカードシステム」。他、国内特許9件、海外特許3件。論文「SP-PS回路を用いた磁界共鳴型無線電力伝送の自動効率制御」電子情報通信学会論文誌C、vol. J104-C、No. 5、2021、「多層構造等価回路モデルの粒子群最適化による地中空洞推定」電気学会論文誌C、vol.141、No. 12、2021など。著書「都市5.0」未来都市研究機構著、第6章分担執筆、翔泳社、2020など。

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