TCU Research Directory 2023
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関セキ 良ヨシアキ明教授TCU Research Directory 2023 229データに基づく新たなネットワークセキュリティの創造セキュリティメタデザイン / 情報セキュリティ行動支援 / セキュア情報共有支援研究テーマキーワードデザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科関[良]研究室(セキュリティメタデザイン)研究室HP研究者情報「“つながる”にもっと安心を」をキャッチフレーズとして、データに基づく新たなネットワークセキュリティを創造します。共通の仕事や目的のために働く利用者のグループ支援に着目して、社会的、経済的、技術的な基盤を再定義し、創り出すことを目指します。情報サービスを安全に提供するためには、サービス提供者が利便性を犠牲にしてもリスクを回避すべきですが、安全性の確保はサービス提供者側だけでは解決できない社会問題化しています。そこで、本研究室では、利用者自身が各種セキュリティ脅威を認識できる情報共有システムの構築に向けて、先端技術に注目して取り組みます。最近の研究テーマ人の意識的存在空間として、フィジカル空間とメタバースのような複数のサイバー空間を、自在に往来する未来が訪れます。サイバー空間はフィジカル空間のパラレルワールドとして、フィジカル空間と同等以上に精神的、資産的重要性を増していきます。最近の研究テーマとして、メタバースにアクセスする際に、ユーザ負担が大きいパスワードを用いることなく、ユーザの周辺に点在するIoTデバイスを用いてユーザ認証を行う基盤構築を目指しています。研究計画は、1) IoTデバイスを用いたユーザ認証手法の提案、2) IoTデバイスを用いたユーザ認証の受容性検証、3) IoTデバイスを用いたユーザ認証基盤の構築、の3フェーズで構成します。研究内容と目指すもの外部資金• 基盤研究(C)「SNS 利用におけるアプリケーション連携の認証誤用防止手法」(2016-2018)技術の特徴利用者自身が各種セキュリティ脅威を認識できる情報共有システムの構築に向けて、以下の技術に注目して取り組みます。• 利用者視点の多彩な情報セキュリティ行動支援• ビッグデータを活用したセキュア共有支援• セキュリティ脅威を認識できる協働デザイン支援技術の用途情報リテラシーの乏しい利用者層に対して、各種のセキュリティを考慮した情報共有システムの研究を進めています。企業等との連携可能テーマ• 質問紙調査によるモデル化に基づく情報セキュリティ行動支援• ライフログを活用しセキュリティを考慮した情報共有システム• ネットワークカメラなどのIoTやソーシャルネットワークサービスの認証セキュリティ知的財産権・関連論文情報・著書• 高橋 修(監修)、関 良明、他6名(著)、共立出版、ネットワークセキュリティ、2017、1-21• 諏訪敬祐、関 良明、丸善出版、はじめての情報通信技術と情報セキュリティ、2015、129-202

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