TCU Research Directory 2023
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安ヤスイ井 浩ヒロユキ之講師232 TCU Research Directory 2023「令和の日本型教育」の担いとなる教員養成手法の開発教育支援システム / 科学教育 / 情報セキュリティ / 情報教育研究テーマキーワード共通教育部 自然科学系情報教育基盤研究室研究の特徴教員養成にとって不可欠な模擬授業の実践を通して、ICT技術の活用力も同時に高めていけるような教員養成手法。研究の内容研究者情報最近の研究テーマGIGAスクール構想により、小中高のほとんどでPCを活用した教育が可能となり、一人一人に合わせた個別最適な指導と他者との協調的な学習活動を重視する「令和の日本型教育」が文部科学省を中心に推進されています。その一方で、さまざまなICT技術を活用できるスキルを持った教員が不足しているのが実情で、今後の教員養成に期待が寄せられています。この研究では、教職課程の学生に、模擬授業の実践を通して、クラウドやAIなどの最新ICT技術を積極的に活用した授業設計を行わせることで、効果的にICT技術を教育に取り入れていける人材育成を可能とするような教員養成手法を提案していきます。(写真は文部科学省のCBTシステムMEXCBT)研究内容と目指すもの教員養成では、教科の指導法に関する科目において、模擬授業を通した授業実践が不可欠です。しかし、多くの模擬授業では、教える内容や題材の工夫などが重視され、一部の教科を除くと、ICT技術の活用方法については、それほど重要視されない傾向があります。その一方で、GIGAスクール化された教育現場においては、ICT技術を活用できるような教員養成が求められています。「令和の日本型教育」の担い手となる、優れたICT活用力をもった教員を育成するための教育手法を提案します。企業等との連携可能テーマ• 日本の情報教育の現状に関する調査、情報教育のための教材やツールの開発など知的財産権・関連論文情報・著書• 安井浩之・伊藤通子、遠隔講義に対応するための教員間学び合い環境の構築 コンピュータ&エデュケーション、査読有、Vol.50、2021、pp.24-27• 安井浩之他、オーム社、基本を学ぶ コンピュータ概論 改訂2版、2019、pp.1-14,101-186この研究では、教職課程の学生に、積極的に最新のICT技術を活用した模擬授業を行わせることで、教育におけるICT活用力を自然と身につけていけるような教員養成手法を構築していくことを目指しています。

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