TCU Research Directory 2023
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吉ヨシカワ川 玄ゲントク徳特任教授地域社会において価値が急激に変化する事象に遭遇しても、落ち着いて現状を分析して持続的な回復を実現するメカニズムを解明し、社会のイノベーションへと繋げていく取組が重要になっています。TCU Research Directory 2023 243人が介在する持続可能な回復メカニズムの定量的分析・デザイン・実践持続的回復 / well-being / コレクティブ・インパクト研究テーマキーワードデザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科持続的回復メカニズムのデザイン研究室研究者情報最近の研究テーマ先行きが不透明で予測が難しいVUCA時代において、人・地域・社会が築いてきたものの価値が急激に変化する事が頻繁に起こりえます。そうした状況に遭遇しても、問題の所在を的確に分析し、回復の糸口を考察し一時的な対処策を知り、急場を凌いで行き、更には、連続して発生する変化に適応して、持続的な回復を実現するメカニズムを解明し、社会のイノベーションへと繋げていきます。その中心には、必ず変革に立ち向かう人・組織・共同体が存在する事を直視し、持続的回復に向けて協調・協働するプロセスに分析の視座を持っています。そうした複合的・複眼的な視点・視座を有する研究と実践の両面からのデザインの提案をしていきたいと考えています。研究内容と目指すもの人、企業、地域は必ずどこかで困難に遭遇し、成長がとまり、減少・減退のステージを経る時がやってきます。そうした状況でも再成長を検討し、持続的に回復を目指せる社会を作るために必要な示唆を提供することで、一人一人が生きやすい社会になるのではと考えています。研究の特徴可能な限り中長期のデータの取り扱いを行い、回復後の持続性についての考察に焦点を当て共通項やメカニズムの解明に取り組みます。研究の内容Sustainable Recoveryは人口減少社会における企業・自治体の在り方だけでなく、その地域で生き抜く人の持続的成長にも示唆を与えられる内容を提案していきます。企業等との連携可能テーマ持続的な回復を必要とする、地域企業や自治体、NPO/NGOなどと幅広く連携が可能です。知的財産権・関連論文情報・著書Structural Sources Enabling Firm Revitalization Innovation

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