TCU Research Directory 2023
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坂サカクラ倉 杏キョウスケ介教授256 TCU Research Directory 2023コミュニティマネジメント手法の総合的研究ウェルビーイング / リビングラボ / コミュニティマネージャー / 協働プラットフォーム研究テーマキーワード都市生活学部 都市生活学科コミュニティマネジメント研究室研究室HP研究者情報最近の研究テーマ実際のフィールドでの多様なステークホルダーとのプロジェクトを通じて実証的にコミュニティプラットフォームの設計手法を検証し、社会的創発の理論を研究しています。地域の居場所やコミュニティづくりの実証研究(港区芝、世田谷区尾山台、神奈川県湯河原町、山形県置賜地方)、集合住宅のコミュニティ形成過程の研究(世田谷区・中町、徳島県神山町)のほか、wellbeingをテーマに新たな地域システムをデザインするリビングラボのマネジメント手法の実践的研究を進めています。研究内容と目指すものコミュニティ形成を通じた都市の生活価値の創出を目指して研究に取り組んでいます。社会的孤立が進行し地域課題が複雑化した現代社会では、生活者一人一人にフォーカスする従来型マーケティングではなく、つながりの形成によって自由で安心な生活環境が自己生成的に創発される「コミュニティプ外部資金• JST/Moonshot目標9「Child Care Commons:わたしたちの子育てを実現する代替親族のシステム要件の構築」• JST/RISTEX「未病に取り組む多世代共創コミュニティ形成と有効性検証」• JST/RISTEX「日本的well-beingを促進する情報技術ガイドラインの策定と普及」ラットフォーム」の概念が決定的に重要になります。社会学のコミュニティ論や相互作用論をベースに、システムデザインやサービスデザインの分析・価値創造手法を駆使して、都市の現代的課題に対応するコミュニティマネジメントの手法を探求しています。• (株)ファイアープレイス「コミュニティマネージャーの人材要件に関する研究 」• 科研費「移住者住宅のサードプレイスを活用した対話促進型コミュニティデザインの有効性検証」• ニッセイ財団「子どもを対象にしたウェルビーイングリテラシーWSの設計と評価」研究の特徴都市生活の質を高める良好なコミュニティ形成にむけて、それを醸成する具体的手段としてのコミュニティプラットフォームの設計や、参加者の相互作用を通じた社会的創発の理論に基づく評価検証の手法など、実装可能な社会技術開発を行っている点が、本研究室の特徴です。研究の内容良好な地域コミュニティの形成や社会関係資本の醸成、地域資源のマッチングによる地域イノベーション、地域の居場所やリビングラボなどの地域拠点の効果的設計・運営など。企業等との連携可能テーマ• 地域の居場所やリビングラボなど、コミュニティプラットフォームの実践的研究・実装にあたってのコンサルティング• 居住者やユーザーコミュニティの評価検証、各種コミュニティデザイン事業の設計・実施・評価知的財産権・関連論文情報・著書• 坂倉杏介他(2020)『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために その思想、実践、技術』BNN出版• 坂倉杏介他(2020)『コミュニティマネジメント つながりを生み出す場、プロセス、組織』中央経済社• 坂倉杏介他(2020)「地域への主体的参加を促進する集合住宅のコミュニティ形成過程の研究」、『地域活性研究』Vol.12  ほか• ウェルビーイング・ワークショップなどによる地域コミュニティやプロジェクトチーム形成、技術開発の支援• 地域や施設におけるコミュニティマネージャーの業務評価、サービスデザイン分析、育成

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