TCU Research Directory 2023
260/326

泉イズミ 秀シュウ生准教授子どもの生活習慣に関する研究子ども家庭福祉 / 健康福祉 / 子ども家庭支援研究テーマキーワード人間科学部 人間科学科子ども家庭福祉学研究者情報● 乳幼児の生活時間に与える保護者の知識および意識と知恵に関する研究● 保育園に通う幼児のスマートフォン利用時間およびテレビ視聴時間と生活習慣との関係258 TCU Research Directory 2023最近の研究テーマ子どもの生活リズムに関する研究をしています。とくに、夜型化した乳幼児の生活時間を、保護者や園と協力して健康的にするよう努めています。具体的なテーマは以下の通りです。● 幼児を育てる母親の勤務先における子育て支援制度の利用状況と生活時間-保育園幼児とその保護者の生活時間の検討-研究内容と目指すもの幼児の就寝時刻を早めるための1つの策として、仮説「保護者に幼児期の子どもの規則正しい生活に関する理論的で正しい知識と実践方法を提供すれば、子どもの生活は改善する」が実証されることを目指しています。また、その一方で、保護者だけではどうにもならないものもありますので、行政や企業、社外部資金• 日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)「幼児の生活時間に与える保護者の意識と知恵に関する研究」(2021年度~2023年度)会全般がすべきことについても検討を加えています。家事・育児と仕事の両立ができ、子育てが苦にならず、子どもたちと保護者が健康で生き生きと暮らせる毎日が過ごせるように、制度や社会常識を整えていきたいと考えています。• 日本学術振興会科学研究費若手研究「幼児の生活時間に与える保護者の意識と知恵に関する研究」(2018年度~2020年度)研究の特徴子どもの生活習慣の乱れを数値で可視化するとともに、その要因を見いだし、改善策を発案して実践を通して検討していきます。園や家庭、子どもと協力し、つくりあげていく研究である点が特徴です。研究の内容近年の乳幼児期の子どもを育てる家庭では、夫婦共働きが多く、どうしても夜型化した生活となります。その結果、子どもの生活へのシワ寄せがありますので、それらをいかに食い止めるかを考えています。企業等との連携可能テーマ以下に関する施策づくりや園での取り組み、アプリ開発などを一緒に検討できれば幸いです。• 子どもの就寝時刻を早めるための方法• 子どもの身体活動量を増やし、心地よい疲労感を得る活動• 園や家庭といっしょに取り組める規則正しい生活リズムづくり知的財産権・関連論文情報・著書• 保育所乳幼児の母親の勤務先における子育て支援制度の利用状況と生活時間:小児保健研究81(3),pp.294-299,2022.• 保育園・こども園に通う5・6歳児の習い事の実施状況と生活習慣(2020年調査)幼児体育学研究13(1),pp.13-21,2021.

元のページ  ../index.html#260

このブックを見る