TCU Research Directory 2023
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岩イワシマ嶋 孝タカオ夫准教授TCU Research Directory 2023 261テニスセンサーを用いたテニス指導法の研究体育方法論 / テニス研究テーマキーワード共通教育部 人文・社会科学系体育研究室研究者情報最近の研究テーマ2014年に発売されたテニスセンサーをラケットのグリップエンド部に装着することにより、下図のように簡単にプレー中のデータを得ることが可能となりました。大学テニス授業においてセンサーを使用したところ、スイング種別(スピン/スライス)やインパクト位置が理解しやすいため、初心者の学生に対する動機づけには非常に適していると考えられました。また、打球データはいつでも携帯端末で確認できることから、「アクティブ・ラーニング」につなげていけることがわかりました。しかしながら現在、このセンサーは発売終了となっており、今後はウェアラブル端末使用等による新たな手法が必要となっています。研究内容と目指すものテニスは年齢や性別、レベルを問わずに楽しめるスポーツです。「ラリーを続けられるようになりたい」「ゲームを楽しめるようになりたい」「トーナメントに出場して優勝したい」など、技能レベルに応じてその目的や楽しみ方は様々です。このように様々なレベルや目的のあるテニスプレーヤーが、外部資金• 基盤研究(C)「大学のテニス授業におけるテニスセンサー使用に関する有効性の検討」(H28-H30)効率よくその目的を達成できるようにサポートしていくことが私の役割だと考えております。その実現のため、レベルに応じたコーチングのあり方(センサーを用いた指導方法やゲーム分析結果のフィードバックによるゲームプランの修正等)を研究し、テニスの指導に役立てていくことを目指しています。研究の特徴様々なレベルのテニスプレーヤーに対する適切なフィードバック研究の内容テニス指導場面企業等との連携可能テーマ• テニス• ゲーム分析知的財産権・関連論文情報・著書• 大学テニス授業におけるスマートテニスセンサー使用の有効性に関する一考察―フォアハンドの上達過程から、テニスの科学,26,92-92,2018• 12歳以下男子トップテニス選手の夏季2大会の勝ち上がりに関する一考察、東京都市大学共通教育部紀要,13,61-73,2020• 男子トップジュニアテニス選手のラリー数及びウィナー数の変化に関する研究―12歳時と14歳時を比較してー、東京都市大学共通教育部紀要,15,123-134,2022

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