TCU Research Directory 2023
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久クボ保 哲テツヤ也教授262 TCU Research Directory 2023ウェアラブルセンサを用いた運動時の生体・運動情報に関する研究剣道 / コーチング / 生理学 / ウェアラブルセンサ研究テーマキーワード共通教育部 人文・社会科学系体育研究室研究者情報最近の研究テーマ非侵襲的であり、とにかく生体にストレスを与えることなく生体・運動情報を取得することを目指しています。例えば、着衣するだけで姿勢保持・加速度などの運動情報や心拍・心電などの生体情報のデータを取得できるウェアラブルセンサ「hitoe」や、今や多機能が満載のスマートウォッチ等を活用し、様々な環境や条件での生体・運動情報をより正確に計測することを行っています。剣道競技においてこれらのウェアラブルセンサを活用し、動作分析や暑熱環境下での稽古が生体に及ぼす影響を明らかにすることで、剣道におけるセンサの有効性や新たな効果的な稽古内容の開発、さらには熱中症対策の一助となれるような研究を目指しています。研究内容と目指すもの様々なストレスが生体に及ぼす影響をテーマに研究しています。特に運動負荷による血液流動性の変化について動物やヒトを対象として検討しており、熱中症予防の一助となれるような研究を目指しています。また、専門として行っている競技は剣道です。日本固有の伝統文化である武道としての歴史的背外部資金• 基盤研究(C)「ウェアラブルセンサを用いた運動時の生体・運動情報に関する研究」(H29~H31)景や特性を踏まえつつ、現代剣道における技術形態を分析し、「場所や時間に恵まれていない環境の中で、短時間で如何にして自分の望む結果を出せるか」をテーマとしながら、効率的な指導法や稽古法の開発に取り組んでいます。研究の特徴着衣するだけで姿勢保持・加速度などの運動情報や心拍・心電などの生体情報のデータを取得できるウェアラブルセンサ「hitoe」やスマートウォッチ等を用いて運動情報取得による技術面と生体情報取得の生理的面の両面にわたり研究を行っています。研究の内容ウェアラブルセンサ「hitoe」はウェアという形で体に密着していることで、ストレスなく継続的な運動情報と生体情報のより正確な測定が期待されることからスポーツ分野での応用を目指しています。企業等との連携可能テーマ• ウェアラブルセンサを用いた運動時の生体・運動情報の取得• ウェアラブルセンサを活用した日常の健康状態を見える化するシステムの構築• データに基づく行動習慣や健康生活の改善策の提案知的財産権・関連論文情報・著書• 久保哲也:熱中症対策への取り組み:生体情報のセンシングから.日本AEM学会誌,第28巻第3号,2020,20-25.• 久保哲也他:暑熱環境における剣道稽古が血液流動性に及ぼす影響.日本運動生理学雑誌,査読有,第19巻第1号,2012,23-31.

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