TCU Research Directory 2023
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岡オカヤマ山 理リカ香教授特赤❽パナソニック株式会社分離派建築会100年展宣伝物B2ポスターパナソニック株式会社分離派建築会100年展宣伝物B1ポスター特赤「分離派建築会100年展 建築は芸術か」日本建築学会賞(業績)2013年度受賞TCU Research Directory 2023 271近代建築の調査、保存・活用視覚芸術史 / 近代建築史 / 建築理論 / Bauhaus研究テーマキーワード共通教育部 人文・社会科学系岡山研究室研究者情報最近の研究テーマ1920~30年代に建てられた建築を中心とした調査、保存活動。特に、建築家蔵田周忠、山口文象、川喜田煉七郎、近代数寄屋を手がけた仰木魯堂、木村清兵衛の住宅、茶室。近代建築の重要文化財指定のための調査、展覧会の監修なども行っています。2020年に本学の教授でもあった蔵田周忠がメンバーでもあった日本初の建築運動体であった「分離派建築会」の展覧会を集大成として、シンポジウムなどを行いました。大正から昭和にかけて、建築が社会の中でどのように機能していたのかを考えています。また、100年前の日本と世界各国との文化的な交流、影響関係がいかに建築あるいは都市形成に影響を及ぼしたのか、特にドイツのバウハウス、フランスのアール・デコといったスタイルとともに研究しています。研究内容と目指すもの研究対象は視覚芸術、特に「建築」です。「建築」にはさまざまな機能や意味があります。人々の生活を維持するための装置としてだけでなく、思想・文化を表象するものでもあります。工学的視点とともに芸術としての建築について考察していきた外部資金• 挑戦的萌芽研究 「バナールな事柄に着目したコミュニティのエートス変容に関する研究」(H20-H22)• サントリー文化財団研究助成「近代日本における建築『創作』の誕生 —分離派建築会と芸術・思想の交点から」(H30)いと思っています。建築に目を向けることで、人々が自分の生きる場所に、一層の愛着を持てるようになるとよう研究を進めていきたいと思っています。研究の特徴建築を対象とする研究は、また、それを創作し、享受する人々との関係性の探究も重要となってきます。建築そのものとともに設計者や使用者、取り巻く環境についても調査、研究しています。研究の内容主に近代の建築、美術、デザインを対象とした研究。企業等との連携可能テーマ• 歴史的建造物の保存・活用• 美術、建築、デザインに関する展覧会の企画・監修知的財産権・関連論文情報・著書• Rika Okayama, ”Two Houses Text” Bauhaus-Universitat Weimar, 2019, • 岡山理香、「仰木魯堂の生涯について ー上京から仰木建築事務所設立までの経緯を中心として」、茶の湯文化学会、査読有、Vol.9、No.28、2017• 岡山理香他『分離派建築会 日本のモダニズム建築誕生』京都大学学術出版会、2020• 岡山理香、「小田原における旧横井夜雨別邸・茶室『廂庵』の調査研究」、東京都市大学共通教育部紀要、査読無、Vol.9、2016、pp.1-16• 岡山理香他、武蔵野美術大学出版局、『現代アート10講』、2017、pp.153-174• 岡山理香、高照山盛岩寺、『国登録有形文化財 旧越前屋 雨谷商店店舗兼主屋 —歴史的建造物の保存・活用について』、2017、pp.1-31• 岡山理香他、萌書房、『リレー講義 ポスト3.11を考える』2015、pp.3-22

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