TCU Research Directory 2023
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広ヒロタ田 すみれ教授288 TCU Research Directory 2023コミュニケーションや意思決定の実証研究行動意思決定 / 消費者行動 / オンラインコミュニケーション / リスクコミュニケーション研究テーマキーワードメディア情報学部 社会メディア学科広田研究室研究者情報最近の研究テーマ長年、確率情報のリスクコミュニケーションの研究を受け手のニューメラシー等との関係から進めてきましたが、コロナ禍でオンライン空間に関心を持つようになりました。そこでZoomなどを使ったオンラインコミュニケーションの心理的効果の実験や、演劇を対象としてライブとオンラインでの効果の違いや利用者の態度を知覚やマーケティングの観点からインタビューやウェブ調査で調べました。今はその続きで、VR空間での着席行動の実験や、人と一緒に動画を見る際のワクワク感をジョイスティックを使った主観や心拍等の生理指標の連続測定による研究を進めています。研究内容と目指すもの行動意思決定研究(経済学でいう行動経済学)と、その枠組みに基づくコミュニケーション研究が近年の中心。長年にわたり確率を含んだ情報のリスクコミュニケーション研究や意思決定の実験・調査研究を行ってきたため、構造安全や地震関係の方に関心を持たれます。最近は、技術を利用したオンライン外部資金• 「映像視聴での没入感や評価への意識されない体感や共同視聴による影響の実験的検討」(科研(C)研究代表者)2022-2024年度.• 吉田秀雄記念事業財団助成 「演劇等の配信コミュニケーションでの参加型の場の作り方と視聴者の認知や関係性の分析」2021年4月~2022年3月(研究代表者)• JR東日本研究開発センター 安全研究所との共同研究「歩きスマホ抑制のためのビジュアル効果に関する研究」2017年度空間やコミュニケーション場面で、人がどう振る舞うのかに全般に関心があります。量的調査や実験心理学の手法で、コミュニケーションや安全などに関する社会問題の解決に寄与することを目指しています。• 「二重過程に基づく数量情報のリスクコミュニケーション手法の視線測定を用いた分析」平成28年度~30年度(基盤研究(C))(研究責任者)2016年度~2018年度• 「多肢選択肢における回答行動の統合的研究:質問紙・ウェブ調査法の設計と妥当性の検討」(科研(A)研究分担者)2016年度~2018年度技術の特徴心理的要素を配慮したコミュニケーションや環境デザイン・空間を検討できます。技術の用途ウェブコミュニケーション手法の改善企業等との連携可能テーマ• コミュニケーション手法やウェブでの購買意思決定の検討、確率の関わるリスク情報の伝達手法、オンラインコミュニケーションの改善知的財産権・関連論文情報・著書• 広田すみれ・竹澤智美(2022).「演劇等の配信コミュニケーションでの参加型の場の作り方と視聴者の認知や関係性の分析」2021年度(第55次)吉田秀雄記念事業財団助成報告書. • 増田真也・広田すみれ・坂上貴之(編著)(2023)「心理学が描くリスクの世界 Advanced」慶應義塾大学出版会.• 広田すみれ(2019)「5人目の旅人たち ー『水曜どうでしょう』と藩士コミュニティの研究」慶應義塾大学出版会.(第35回テレコム社会科学賞奨励賞).

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