TCU Research Directory 2023
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永ナガエ江 総ノブヨシ宜教授TCU Research Directory 2023 295観光などの新規事業開発とビジネスシミュレーション経営 / 経営計画 / 事業収支 / ビジネスシミュレーション研究テーマキーワード都市生活学部 都市生活学科まちづくり会計研究室研究者情報最近の研究テーマ大規模集客施設(東京ディズニーランドやホテルなど)の事業計画分析を学生とともに進めています。収益予測手法の適用可能性研究、長期事業収支計画の採算性判断といった分野も研究対象です。最近では公営企業の会計基準見直しに伴う地方公共団体の事業に関する決算書様式の策定などにも携わりました。また、地方自治体の観光開発や観光協会設立のための事業などにも加わっています。研究内容と目指すものまちづくり、都市開発に関する収支計画作成や事業性評価、ビジネスシミュレーションによる採算性評価などを研究しています。通常の会計は事業の結果を記録、集計、開示、伝達するものですが、事業収支計画やシミュレーションでは将来の「予測」が重要となります。「予測」の考え方を応用し、事業収支やシ外部資金• 基盤研究(C)「国際コミュニケーション学部による環境問題プロジェクト」(H9-H12)ミュレーションの精度を高め、より有効な収支計画の作成手法を確立することを目指しています。また、長期的な事業収支の採算性をどのように捉えるべきか、という点も重要な研究課題です。最近注目されている人的資源やブランド価値の可視化なども研究しています。技術の特徴これまでのビジネスシミュレーションが、単一の数値結果しか提示できないのに対して、将来の予測結果を天気予報のように「確率表示」することができます。リスクや期待値を基に経営意思決定を行うことができます。技術の用途ビジネスシミュレーションは主として経営戦略上の意思決定ツールとして用いられます。事業の成立可能性(フィージビリティ)を知ることで、戦略や投資の判断に重要な情報を与えます。また、経営計画の策定に必要な情報を見つける、という活用方法もあります。企業等との連携可能テーマ経営全般のコンサルティングをはじめ、主として財務、法務、人事組織関係の相談に応じることが可能です。財務関連では、事業収支計画を中心とするビジネスシミュレーションの立案および事業採算性診断などを行っています。その他事業開発、経営戦略立案などを行っています。行政関連では非営利団体との地域連携や地方自治体の事業運営、観光開発等に関する実績を有しています。知的財産権・関連論文情報・著書関連論文として、シミュレーション時に最も問題となる収益の予測をテーマとした「事業収支計画における収益予測の問題点」(国際経営文化研究)があります。またこれらの成果を含めた著書「事業収支計画の基礎と展開」(創成社)があります。

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