TCU Research Directory 2023
303/326

横ヨコヤマ山 草ソウスケ介准教授TCU Research Directory 2023 301トラブル解決に向けたナラティヴアプローチの提案教育人間学 / 臨床教育学 / 質的研究 / ナラティヴ分析研究テーマキーワード人間科学部 人間科学科教育人間学研究室研究室HP研究者情報最近の研究テーマ学校現場における多様なトラブル解決に向けた介入アプローチの一つとして、トラブル発生の原因を個人の性質や気質に求めるのではなく、個人を取り囲む社会、文化、歴史的な状況に求める立場を採用し、トラブルの在所を個人的特質から社会的関係へとシフトすることによって、トラブル状況から派生する当事者双方への負の影響を緩和へと導く対話的な問題解決モデルの開発に取り組んでいます。研究内容と目指すもの広く教育という営みを窓口として「人間とは何か?」という問いに質的研究法を用いてアプローチしています。特に、人々が特定の社会-文化-歴史的脈絡のもとで、どのように自らのアイデンティティや実践をつくりあげていくのか、という問いに外部資金• 東急不動産・東急イーライフデザイン・東急不動産R&Dセンター. 受託研究.「世田谷区中町5丁目シニア住宅におけるカレッジリンクに関する研究」(H29 – H31)• ヴィジュアル・ナラティヴによる保育実践の省察に関する研究. 日本学術振興会, 科学研究費補助金, 若手研究対し、参与観察やインタビューという技法を用いて探求を進めています。また、質的研究における主要なデータ分析法として知られるナラティヴ分析や、ディスコース分析の方法について、その応用可能性を探求しています。• ブルーナーの方法. 日本学術振興会, 科学研究費補助金, 若手研究 研究成果公開促進費, 学術図書研究の特徴教育という営みを窓口として「人間とは何か」という問いに質的研究の手法を用いてアプローチしています。とくに人が特定の社会-文化-歴史的脈絡のもとで、どのように自らのアイデンティティや実践を作りあげていくのか、という問いに取り組んでいます。研究の内容学校現場におけるトラブル解決に向けた介入アプローチの一つとして、トラブル発生の原因を個人の特質や気質に求めるのではなく、諸個人を取り囲む文化、社会、 制度的な脈絡に求める立場を採用するナラティヴ・メディエーションに関する研究を行っています。企業等との連携可能テーマ• 教育、保育臨床におけるナラティヴを介した実践のリフレクションと変革に関するアクションリサーチ• 保育者や教育者の成長を主題としたライフストーリーに関する質的研究• 問題解決におけるナラティヴの有効性に関する実証研究知的財産権・関連論文情報・著書• 横山 草介. (2019).ブルーナーの方法. 溪水社.• 横山 草介. (2018). 「意味の行為」とは何であったか?:J. S. ブルーナーと精神の混乱と修復のダイナミズム. 質的心理学研究, 17, 205-225.• 横山 草介. (2015). ナラティヴの文化心理学:Bruner の方法. 質的心理学研究, 14, 90-109.

元のページ  ../index.html#303

このブックを見る