TCU Research Directory 2023
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飯イイジマ島 正マサノリ徳教授TCU Research Directory 2023 311食品・化粧品、高分子、ゲルの構造と熱測定ソフトマテリアル / 熱分析 / 高分子物性 / 食品物性研究テーマキーワード理工学部 自然科学科ソフトマテリアル研究室研究者情報構造解析・ 高分子ガラス状態の動的不均一構造(CRR)解析最近の研究テーマ● 自然科学的研究テーマ・ チョコレート中のカカオバターが示す結晶多形の熱測定・ ゼラチン水溶液のゾルーゲル転移の相転移熱測定・ デンプン糊化反応におけるアミロース分子中の水の状態・ Wax-Oil系オルガノゲルの熱測定と中間構造・ 昆虫(クモやミノムシ)が作る糸の熱測定● 基礎的研究テーマ・ 高分子の温度変調型示差走査熱量測定(TM-DSC)・ 高速DSCによる高分子研究内容と目指すもの食品・化粧品、高分子やゲルといった「やわらかい」性質を示す 一連の物質はソフトマテリアルと呼ばれています。そのソフトマテリアルの構造と物性の関係について、熱測定や熱分析の解析手法を駆使して、基礎科学的視点から研究しています。ソフトマテリアルの特徴は、ミクロンオーダーの巨大な中間構造を有す外部資金• 三菱樹脂㈱ 受託研究 「ポリプロピレンにおけるβ晶成長の核剤効果およびそのメカニズム解析」• ㈱東レリサーチセンター 受託研究 「高分子材料の熱分析の深化」ることですが、このような中間構造が食品の食感、化粧品の肌触りといった「やわらかい」性質の起源となっています。そのため、熱測定や熱分析から、構造と分子鎖や結晶が形成する中間構造との関係を明らかにすることを目指しています。また自然界において昆虫の作る高強度な糸にも注目しています。技術の特徴食品・化粧品、高分子、ゲルの比熱測定と温度変調型示差走査熱量測定による動的比熱測定技術の用途食品・化粧品、高分子、ゲルの熱物性評価による材料開発企業等との連携可能テーマ• 高分子材料の構造と物性について• 熱測定及び熱分析全般知的財産権・関連論文情報・著書• Nanostructure of Clusters in Nafion Studied by DSC etc【英文論文15篇】、「高分子材料のDSCによるトピックス」など【和文論文7篇】、日本熱測定学会編「熱量測定・熱分析ハンドブック」剛直非晶、温度変調DSC  など【著書3篇】

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