TCU Research Directory 2023
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髙タカハシ橋 弘ヒロタカ毅教授大型低温重力波望遠鏡KAGRAのコントロールルームに表示されている様々なデータ。重力波を用いた物理学・天文学に向けての共同研究を実施しています。重力波物理学・天文学/データサイエンス研究室で取り組んでいる研究テーマの概要320 TCU Research Directory 2023物理学および数理科学・情報通信技術を基盤としたデータ駆動型科学人工知能・機械学習を用いたデータ解析 / 特徴抽出 / 教育への応用 / オペレーションズ・リサーチ研究テーマキーワードデザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科重力波物理学・天文学/データサイエンス研究室研究室HP研究者情報「広い視点で物事を捉えること」ができるように研究を進めたいと考えています。また「誰もやっていないことをやりたい」とも考えています。「結果を早く出す事、しかしながら、それがいいかげんではないこと」正確性と即時性は同時に実現するのは難しいことだと考えられていますが、両方共非常に重要だと思います。「物事を科学的に広い視点からとらえる」ことを絶対に忘れないようにしたいです。2. 人工知能と適応型時間-周波数解析を利用した突発性雑音の分類とバースト的重力波探査、科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A)(公募研究) 2023年4月 - 2025年3月など (最新情報は研究室HPを参照)最近の研究テーマ重力波物理学・天文学/データサイエンス研究室では、物理学および数理科学・情報通信技術を基盤としたデータ駆動型科学を軸に研究を進めています。大きく「ビックデータ解析」と「オペレーションズ・リサーチ」の2つテーマを扱っています。「ビックデータ解析」は、宇宙物理学(重力波データ解析)、人工知能・機械学習を用いた特徴抽出(センサデータを用いた安全運転支援、スポーツにおけるアスリートサポートなど)、人工知能・機械学習を教育サポートに応用する研究の3つのサブテーマに分けています。また、「オペレーションズ・リサーチ」の研究では、熟練者の勘と経験に基づいておこなわれていた意思決定を『非熟練者やコンピュータ』でもおこなえるようにするためのモデル化や解析方法、そのソフトウェアの開発に取り組んでいます。研究内容と目指すもの外部資金1. Hilbert-Huang変換と人工知能を組み合わせた非モデル化重力波探索の研究、科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2023年4月 - 2026年3月研究の特徴全ての研究で共通するのは、取得したデータを緻密に分析する手法(アルゴリズム)やソフトウェアを開発し、実際のデータに適応しその結果を解釈・役立てるという点です。研究の内容幅広い視点をもって物事を科学的にとらえる事が出来る人間の育成を目指しており、扱う研究分野も多彩ですが、1. 雑音の多い時系列データから信号を取り出す技術や雑音を除去する技術、2. 大量のデータから特徴を見つけ出す技術、3. センサモジュールを用いた計測データからの特徴抽出の研究を主に手がけています。企業等との連携可能テーマ連携したいと考えているテーマとしては1.高解像度の時間-周波数解析を応用する分野、2. 特徴抽出を応用する分野、3.タブレット端末を用いた教育実践分野ですが、それ以外にも様々な分野・テーマに対応できると思いますので、 各分野において技術課題をお持ちの方はぜひともご相談ください。知的財産権・関連論文情報・著書• 特許第7095200号 信号検出装置、秋月拓磨、章忠、髙橋弘毅 など(最新情報は研究室HPを参照)

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