TCU Research Directory 2023
50/326

ライフサイエンス黒クロイワ岩崇タカシライフサイエンス黒クロイワ岩崇タカシライフサイエンスアグリ・バイオアグリ・バイオ平ヒラタ田孝タカミチ道教授アグリ・バイオライフサイエンスアグリ・バイオ図.周囲の塩濃度に応じて自在に色が変わる脂質分子集合体図.周囲の塩濃度に応じて自在に色が変わる脂質分子集合体図.いろいろな生体分子を原料とする均一径マイクロ粒子の作製52 TCU Research Directory 2023生体分子の集合化・複合化現象を利用した機能材料開発生物機能材料 / 酵素反応 / 分子集合体 / 生体高分子医学と工学の連携・融合による革新的医療の研究機能性ナノ材料 / 大気圧プラズマ生体分子の集合化・複合化現象を利用した機能材料開発生物機能材料 / 酵素反応 / 分子集合体 / 生体高分子教授研究テーマキーワード研究テーマキーワード理工学部 応用化学科高分子・バイオ化学研究室(機能性バイオ分子)最近の研究テーマ生体由来の分子が多数集まってできた様々な「分子集合体」や異種の分子を組み合わせた「分子複合素材」の作製と機能開発を行っています。 様々な生体分子が集合化・複合化することではじめて発揮される現象の応用とメカニズムの解明に取り組んでいます。以下に研究テーマ例を示します。● 発色性脂質集合体の作製と光学材料への応用(下図)● 生体高分子と脂質の複合化による機能性微粒子の開発技術の特徴生体由来のバイオ分子がもつ「自己組織化」「複合化」「分子認識」といった特性を活かした物質生産技術を開発しています。資源の有効利用、省エネルギー、環境にやさしいものづくりなど、化学・バイオ技術に対する社会的要請に応える研究開発を目指しています。技術の用途優れた機能を有する食品素材、化粧品素材、医用材料の開発ほか、バイオマス資源の有効利用や廃棄物のリサイクル技術、高効率な分離技術を応用したバイオ生産プロセスの開発に向けて基礎から研究を行っています。企業等との連携可能テーマ• 各種乳化・分散技術を利用した食品および化粧品向けコロイド分散系の作製と特性評価(粒径分布、安定性など)• 生体分子を基盤とした微粒子材料、ゲル素材の作製と機能成分のカプセル化、分散化技術の開発• 酵素反応を利用した機能性分子の合成、製造技術の開発知的財産権・関連論文情報・著書• Kuroiwa et al., Colloids Surf. B: Biointerfaces, 227, 113360 (2023). (査読有)・ Kuroiwa and Hamada, Food hydrocolloids, 137, 108335 (2023). (査読有)・Kuroiwa et al., LWT, 167, 113815 (2022).(査読有)• 松井徹編著『生物化学工学の基礎』コロナ社, 2018.(共著)と機能性食品への応用● エマルションを基材とする可食性カプセル素材の作製● 不均一系酵素反応を利用した機能性脂質の合成理工学部 医用工学科最近の研究テーマ● 大気圧プラズマ照射による火傷・創傷部位の治癒促進● 機能性ナノ材料による生体機能の改善・向上技術の特徴大気圧プラズマの応用展開の中でもプラズマを利用して人の細胞を直接治療する方法:「プラズマ医療」は、肉体的負担が少ないという特徴があります。また、機能性ナノ材料による生体機能の改善・向上、並びにメカニズム解明を含む研究を行っています。技術の用途プラズマ医療は、創傷治癒装置、心肺機能緩和治療装置、組織・細胞への遺伝子/蛋白質/低分子化合物導入装置、美容関連機器などへの応用・実用化が期待できます。一方、機能性ナノ材料は、機能性スポーツウェアや老人用サポーターに応用が期待できます。企業等との連携可能テーマ• 大気圧プラズマ及び関連手法による再生医療への応用展開• 機能性ナノ材料による生体機能の改善・向上知的財産権・関連論文情報・著書[1] T. Hirata et al., Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 53, 010302 (2014).[2] A. Nishijima et al., Mod. Plast. Surg., Vol. 9, 18 (2019).[3] T. Akiyama et al., Nanomaterials, Vol. 10, 1699 (2020).[4] G. Takahashi et al., Jpn. J. Appl. Phys. 60, 100905 (2021).[5] T. Hirata et al., Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 61, 038003(2022).50 TCU Research Directory 2023教授研究テーマキーワード研究室HP研究者情報理工学部 応用化学科高分子・バイオ化学研究室(機能性バイオ分子)技術の特徴生体由来のバイオ分子がもつ「自己組織化」「複合化」「分子認識」といった特性を活かした物質生産技術を開発しています。資源の有効利用、省エネルギー、環境にやさしいものづくりなど、化学・バイオ技術に対する社会的要請に応える研究開発を目指しています。技術の用途優れた機能を有する食品素材、化粧品素材、医用材料の開発ほか、バイオマス資源の有効利用や廃棄物のリサイクル技術、高効率な分離技術を応用したバイオ生産プロセスの開発に向けて基礎から研究を行っています。企業等との連携可能テーマ• 各種乳化・分散技術を利用した食品および化粧品向けコロイド分散系の作製と特性評価(粒径分布、安定性など)• 生体分子を基盤とした微粒子材料、ゲル素材の作製と機能成分のカプセル化、分散化技術の開発• 酵素反応を利用した機能性分子の合成、製造技術の開発知的財産権・関連論文情報・著書• Kuroiwa et al., Colloids Surf. B: Biointerfaces, 227, 113360 (2023). (査読有)・ Kuroiwa and Hamada, Food hydrocolloids, 137, 108335 (2023). (査読有)・Kuroiwa et al., LWT, 167, 113815 (2022).(査読有)• 松井徹編著『生物化学工学の基礎』コロナ社, 2018.(共著)最近の研究テーマ生体由来の分子が多数集まってできた様々な「分子集合体」や異種の分子を組み合わせた「分子複合素材」の作製と機能開発を行っています。 様々な生体分子が集合化・複合化することではじめて発揮される現象の応用とメカニズムの解明に取り組んでいます。以下に研究テーマ例を示します。● 発色性脂質集合体の作製と光学材料への応用(下図)● 生体高分子と脂質の複合化による機能性微粒子の開発と機能性食品への応用● エマルションを基材とする可食性カプセル素材の作製● 不均一系酵素反応を利用した機能性脂質の合成研究内容と目指すもの生体由来のバイオ分子がもつ「自己組織化」「複合化」「分子認識」といった特性を利用して新しい有用材料・物質生産技術を開発しています。資源の有効利用、省エネルギー、環境にやさしいものづくりなど、化学・バイオ技術に対する社会的要請に応える研究開発を目指しています。応用先として、エネルギー関連技術、環境適合型バイオマス利用技術、電子・光デバイス、医薬品・食品製造プロセスなどをターゲットに基礎から研究を行っています。外部資金• 科学技術振興機構A-STEPトライアウト「薬理成分の分子特性によらず高効率な製剤化を実現するバイオ医薬内包リポソーム製造技術の開発」(2022-2023)• 科研費基盤研究(C)「食用高分子電解質複合体を活用したハイドロコロイドの凝集制御と高度安定化」(H29-H31)• (公財)小柳財団研究助成金「キトサン-脂肪酸ポリイオンコンプレックス微粒子への抗酸化成分の担持と安定化」(H30)• その他、民間企業との共同・受託研究実績多数東京都市大学は、プロジェクト研究、産学連携などに積極的に取り組んでいます。その研究分野や ポテンシャルを社会へ発信するため、本冊子「ハンドブック版」と「デジタルブック版」の研究者一覧『TCU Research Directory』を用意しています。デジタルブック版では、研究者のより詳細な情報をご覧いただける本学ホームページ「研究者情報データベース」や、研究室ホームページなど、各サイトへのリンクボタンを掲載しています。東京都市大学は、さまざまな分野の基礎から応用、さらには最先端の研究を通して、その成果を社会に還元してまいります。ハンドブック版デジタルブック版はこちらhttps://www.tcu.ac.jp/research_directory/2023/リンクボタンから各サイトへ、より詳細な情報がご覧頂けます。▼ 「研究室ホームページ」研究室HP▼ 「研究者情報データベース」研究者情報デジタルブック版48 TCU Research Directory 2023東京都市大学の研究をより詳しく知るために

元のページ  ../index.html#50

このブックを見る