TCU Research Directory 2023
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秀ヒデシマ島 翔ショウ原子間力顕微鏡を用いたバイオセンサ表面に吸着したウイルス粒子の観察。ウイルスが細胞に感染する機構を利用して、ウイルスを捕捉できる表面を作製します。TCU Research Directory 2023 53ナノ・マイクロレベルで制御されたバイオ界面の創出とバイオセンサへの応用バイオセンサ / 界面機能化 / ナノ材料 / 電気化学研究テーマキーワード准教授理工学部 応用化学科環境化学工学研究室(応用電気化学)研究室HP研究者情報最近の研究テーマ● ナノ材料を用いた電気化学バイオセンサの研究開発● 電気化学バイオセンサの高感度化に向けた界面機能化● 非対称性機能化ナノシートの作製研究内容と目指すものバイオセンサは生体現象に関係する分子認識機構を利用する分析デバイスで、タンパク質やウイルス、細胞に至るまで、目に見えないモノを計測することができます。世界中のすべて外部資金• 令和2年度科学研究費補助金基盤研究(C)「幹細胞評価に向けた多孔質無機ナノシートバイオ電極」(2020~2022)• 平成28年度科学研究費補助金若手研究(B)「糖鎖特異性の違いを利用したインフルエンザウイルスの結合性変異の追跡デバイス」(2016~2017)の人々が健康で安心して生活できる社会の実現に役立つバイオセンサを研究・開発します。• 平成24年度科学研究費補助金若手研究(B)「ウイルス検出に向けた糖鎖固定化技術の開発とデバイス応用」(2012~2013)• その他、財団からの研究助成金、民間企業との受託研究費、寄付金等技術の特徴ナノ・マイクロレベルで制御された機能性バイオ界面を創出し、様々な分子間相互作用を利用して測定対象を定量分析できる材料やデバイスに関する研究開発に取り組んでいます。界面化学や電気化学、生化学、材料科学を基盤として、ナノ材料を利用した分子センサの開発を進めることで、健康医療分野や食品分野で役立つ分析技術の発展に貢献します。技術の用途健康医療機器、分析機器、バイオマテリアル企業等との連携可能テーマ• バイオマーカーの高感度検出に向けた機能性ナノバイオ界面の創出技術の開発• 電気化学バイオセンサを用いた食品分析技術の開発• 診断や治療に役立つ機能性ナノ材料の開発知的財産権・関連論文情報・著書[1] S. Hideshima et al., Anal. Sens., 3, e202200046 (2022).[2] S. Hideshima et al., Microelectron. Eng., 264, 111859 (2022).[3] S. Hideshima et al., Sci. Rep., 9, 11616 (2019).[4] S. Hideshima et al., Sens. Actuator, B, 254, 1011(2018).

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