TCU 研究者一覧
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98 TCU Research Directory 2018勝又研究室所属研究室相談に応じられるテーマ公立文化施設や劇場・ホール、福祉建築、古建築などを対象として、様々な観点から、これからの建築のあるべき姿を考えている。これらの研究テーマに共通しているのは、建築物をより長く、より使いやすく使うための研究であることである。建築のプログラム、管理運営、建築の耐久性、長寿命化など建築の一生について考えることで、今後の建築のあるべき姿を探っている。研究内容と目指すもの本研究では東日本大震災、熊本地震における劇場・ホールの被害実態を、建築・設備面から記録し、その状況を明らかにした。また、被害を経験した各施設の復旧時における具体的な対応の実態を明らかにした。これらの実態把握の中から課題を抽出し、今後の劇場・ホールの計画のあり方や防災対策のための指針を明らかにした。(写真は設計協力をした静岡市清水文化会館(マリナート)で、被災ホールではない。)最近の研究テーマ外部資金● 基盤研究(C)「国の文化財に指定されない全国社殿の寿命推定と維持保全手法に関する研究」(H30-H33)● 基盤研究(C)「公立文化ホールを長期使用するための方策構築に関する研究」(H29-H31)● 公益社団法人 鹿島学術振興財団「歴史的建造物(寺社建築等)の維持保全に関する研究」(H30)● 基盤研究(C)「文化財に指定されない寺院本堂の維持保全に関する研究」(H24-H27)知的財産権・関連論文情報・著書● 公立文化ホールの長寿命化、災害被害対策、改修計画・活性化に関する調査● 高齢者福祉施設の介護空間に関する研究● 近代社寺建築の改修・利活用に関する研究キーワード勝又 英明 教 授カツマタ ヒデアキ工学部 建築学科建築・土木建築・土木所属公立文化施設、劇場・ホール、高齢者福祉施設、グループホーム、古建築、社寺建築、建築計画、管理運営計画、改修計画、活性化、長寿命化劇場・ホールの震災対応に関する調査研究[雑誌論文](計2件)①佐々木健、勝又英明、緊急避難場所・避難所の指定の実態と広域災害時の寺院利用の可能性に関する研究 全国の自治体へのアンケート調査による、日本建築学会計画系論文、査読有、Vol.83、No.747、2018、pp.877-884②伊藤朱子、勝又英明他、デイルームにおける家具配置とその要因について ─ デイサービスセンターの場の形成と空間構成 その1 ─、日本建築学会計画系論文、査読有、Vol.78、No.686、2013、pp.775-782[学会発表]①勝又英明他、公立文化ホールにおける改修実態に関する研究 全国の公立文化ホールを対象として、日本建築学会関東支部研究報告集、(2018)関連論文情報
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