TCU 研究者一覧
103/288

TCU Research Directory 2018 101 安心安全な街づくりと家作りを目指して西村研究室所属研究室建築・土木建築・土木相談に応じられるテーマ日本は地震などの災害の多い国です。どんなに大きな地震が起きても、びくともしない家やビルを作る耐震構造を完成させたい。そうした思いを持って、ずっと研究をしてきました。材料試験、構造試験、振動台実験、など様々な試行錯誤を繰り返し、計算機のソフトを開発したり、非線形構造の理論研究も行ってきました。そして、もしかすると、その夢が実現しそうなところまで歩んできました。研究会を立ち上げて、今、研究成果を眼に見える形で社会に還元したいと思っています。地震被害をゼロにする。それが、目標です。研究内容と目指すもの最近の研究テーマ外部資金● 国土交通省建設技術助成研究 2012-2014 テーマ:限界耐力設計法に対応した免震構造の研究開発● 科学研究費助成研究(基盤C) 2011-2013 テーマ:部分免震構造の研究● 科学研究費助成研究(基盤C)2006-2007 テーマ:木造家屋を対象とした免震構造用積層ゴム支承の研究開発● 科学研究費助成研究(基盤C)2002-2004 テーマ:木造家屋のための免震構造用積層ゴム支承の開発知的財産権・関連論文情報・著書● 座屈安定性に優れた積層ゴム支承:特許第4738846号● 波力発電装置:特許第5695991号 ● 部分免震構造:特許第6298402号● 新型免震構造の実用化(設計、積層ゴムの開発など)● 高減衰制震構造の応用(高層ビル、中低層ビル、などの制震技術に関する応用)● 再生可能エネルギー(波動発電)の実用化キーワード西村 功 教 授ニシムラ イサオ工学部 建築学科所属免震構造、制震構造、振動制御、再生可能エネルギー知的財産権● Active Tuned Mass Damper: IOP Science (英国物理学会), Journal of Smart Materials and Structures, pp.306-311, Vol.1, No.4, 1992関連論文情報● 新技術説明会発表録画(日本科学技術振興機構、タイトル:波動発電装置)YouTube免震構造の主要部材である積層ゴム支承と制震構造の主要部材である減衰装置を組み合わせることで、ハイブリッド型耐震構造が完成しました。大手建設会社、設計事務所、大学関係者、からなる研究会を開催し、研究成果の発表を行いました。研究成果は報道関係者を集めたプレス発表会(東急建設技術研究所)で広く情報を発信し、社会に還元することで、安心安全な街づくりと家作りに貢献していきます。東急建設技術研究所 大型振動台実験

元のページ  ../index.html#103

このブックを見る