TCU 研究者一覧
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102 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ研究内容は、現代の建築デザインとその根底にある建築理論です。そして、そこから生み出された建築のかたちと考えを、図式や言葉にして教育に活かします。手でつくることと言葉で考えることの両方から研究しようとする姿勢は、本学科の創設者である建築家の蔵田周忠から続く伝統でもあります。本研究室の指導教員は現役の建築家でもあり、実際の建築の設計を研究室で行なうことも想定しています。既存の大学の枠を横断するような活動から、新しい建築デザインと建築教育を目指します。研究内容と目指すもの現代の日本社会は、成長期から成熟期への転換点にあります。このような変化に対応するには、歴史を学び現代とつなげて考えることが大切です。そのために、本研究室は2つの学問領域を提案します。● 建築構造学:建築の背後にある考え方の構造を見出す。● 建築考古学:歴史の断片から現代の建築を再構築する。最近では、日本の伝統的建築物の木造技術を調査し、現代の建築に活用するプロジェクトを進めています。最近の研究テーマ外部資金● 公益財団法人ユニオン造形文化財団平成30年度調査研究助成 「失われた西洋近代の木造建築の再発見」● 一般財団法人住総研2018年度研究・実践助成 「日本の住空間における儀式性の研究」知的財産権・関連論文情報・著書● 建築全般(公共建築から住宅まで)の企画から、デザイン・設計や運営の計画。● 伝統的建築物や歴史的集落の調査と、保存や活用の提案。● 建築物の木材活用におけるデザインや構造の検討。キーワード福島 加津也 教 授フクシマ カツヤ福島 加津也 研究室所属研究室工学部 建築学科建築・土木建築・土木所属建築デザイン、建築構造学、建築考古学、伝統的建築物、木材活用日本の歴史と現代の建築をつなげる● 今和次郎著「日本の民家」(1922)所収の民家再訪調査  一般財団法人住総研研究論文集NO.37関連論文情報● 今和次郎「日本の民家」再訪 2012年3月 平凡社● 現代住宅の「ディテール」 2009年11月 彰国社著書

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