TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 105 自己修復型耐震壁を導入した建物相談に応じられるテーマ日本は地震大国であり、建物は地震に耐えうる性能を持つように設計するものと法律で定められています。しかし、法律が定められた以前の古い建物はその性能を持っていません。また、新しい技術で建てられた建物は、倒壊しないように設計されていますが、大地震後には、継続して建物を使用できるとは限りません。このような背景から、古い建物については耐震補強をどのように実施していくべきか? 新築の建物については地震に対してどのような性能を設定して設計していくべきか? を実験してコンピューターによるシミュレーションを行うことにより研究しています。研究内容と目指すもの自己修復型耐震壁の開発:プレストレスを導入した耐震壁の実験および解析を行う。環境負荷低減を目指した耐震補強方法の開発:省エネルギー、省廃棄物を考慮した耐震補強の実験および解析を行う。工事の品質管理向上に関する技術開発:施工の省力化、簡素化を目指すことにより品質管理が向上する技術の開発を行う。最近の研究テーマ外部資金● 産学連携共同研究:超音波探傷試験によるRC造壁の健全性検査に関する調査研究● 産学連携共同研究:吊り天井の耐震性に関する研究● 日本鉄筋継手協会調査研究:偏芯を有するガス圧接継手の引張強度に関する研究● 日本鉄筋継手協会調査研究:ネジ節鉄筋SD490のガス圧接作業標準の改善に関する調査研究知的財産権・関連論文情報・著書● 建築構造、耐震設計、耐震補強に関する実験および解析キーワード大村 哲矢 准教授オオムラ テツヤ大村研究室所属研究室工学部 建築学科建築・土木建築・土木所属建築構造、構造デザイン、耐震設計、耐震補強、構造実験、構造解析耐震性に関する実験および解析● シアスパン比が1以下のRC造耐震壁の水平耐力評価に関する考察 : 河崎守,大村哲矢,石井亮太,日本建築学会技術報告集,第24 巻第57号,p667~672,2018年6月など関連論文情報● 静定構造力学の解法 共著 2017年4月 オーム社など著書

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