TCU 研究者一覧
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118 TCU Research Directory 2018外部資金知的財産権・関連論文情報・著書相談に応じられるテーマ● センサ技術を活用したインフラ構造物の健全度評価● インフラ構造物の振動計測● 鋼構造物の補修・補強橋梁やトンネルといった交通インフラは、我が国の社会活動を支える重要な社会基盤である。したがって、この交通インフラを安全に供用できる状態に維持することは重要である。しかしながら、我が国の多くの橋梁は供用年数50年を越え始めており、疲労損傷や腐食損傷といった損傷が生じ始めている。そこで、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサ等の最新のセンサ技術を活用することによって、インフラの健全度を簡易かつ高精度に評価することを目的とした研究に取り組んでいる。本研究を進めることによって、インフラを長期的に安心して使用できる世の中を目指す。研究内容と目指すものMEMSセンサを活用することによって、従来の技術では計測が困難であったインフラの変位計測に取り組んでいます。インフラの変位計測を行うことによって、その健全度を評価することが可能となります。さらに、計測した変位応答を活用することにより、外力の大きさの推定や、外力によるインフラ構造物の変形を可視化することが可能となります。MEMSセンサ以外にも、赤外線センサ・レーザーセンサ等を活用したインフラモニタリング技術の開発に取り組んでいます。最近の研究テーマ● (一財)国土技術研究センター「MEMSセンサを活用した鋼道路橋の疲労環境評価に関する研究(第17013号)」(H30.2~H31.3)● 若手研究(B)「MEMSセンサを用いた鋼橋の疲労損傷メカニズム同定システムの構築」(H29.4~H31.3)● (一財)国土技術研究センター「MEMSセンサを活用した鋼道路橋の疲労環境評価に関する研究(第16012号)」(H29.2~H30.3)● 特許公開番号2018-017533「計測装置、計測方法、および計測システム」● 特許公開番号2017-058177「計測装置、計測方法、プログラム、および計測システム」● 特許公開番号2017-003556「加速度記録を用いた変位応答算出法」キーワード関屋 英彦 准教授セキヤ ヒデヒコ都市基盤施設の再生工学研究センター所属研究室工学部 都市工学科建築・土木建築・土木所属橋梁工学、構造工学、維持管理工学MEMSセンサを活用したインフラモニタリング知的財産権● 関屋英彦、木ノ本剛、田井政行、古東佑介、丸山收、三木千壽;MEMSセンサを用いた二箇所同時変位計測に基づく支承部の健全度評価の試み、応用力学論文集、Vol.73、No.2、2018年1月、p.I_649-p.I_660● Hidehiko Sekiya、Kosaku Kubota、Chitoshi Miki;Simplified Portable Bridge Weigh-in-Motion System Using Accelerometers、Bridge Engineering(ASCE)(IF:1.476)、Vol.23、No.1、2017年11月、04017124● 田井政行、関屋英彦、小西拓洋、横山薫、三木千壽;スポット溶接を用いた当て板補修工法の試み、鋼構造論文集、Vol.24、No.95、2017年9月、p.59-p.67関連論文情報

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