TCU 研究者一覧
134/288

132 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ物理モデルに基づき、多体系、複雑系などの性質を明らかにするための数値シミュレーションを行っている。これまで多体系の非弾性コラプス現象を世界で初めて発見し、その統計的性質について報告した。また、惑星環リングレットは非弾性衝突によって自発的にできたのではないかという仮説を立てて、数値シミュレーションで実証した。自己組織化臨界現象、大局的最適化のためのメタヒューリスティックスや数値シミュレーションの並列化にも興味がある。研究内容と目指すもの分子動力学シミュレーションで用いられるプライオリティキュー(イベント表)を管理するO(1)の手法として注目されるPaulのデータ構造を、イベントの省略と再計算のアイデアに基づき改良した。無視できる程度の再計算の手間でイベント表のメモリを大きく節約できてシミュレーションの実行時間が短くなることを示した。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● K. Shida, and T. Kawai, Cluster Formation by Inelastically Colliding Particles in One-Dimensional Space, Physica A, 162(1989) pp. 146-160.● K. shida, K. Suzuki, T. Kawai, Formation of Sharp Plaanetary Ringlets by Inelastic Collisions, J. Phys. Soc. Jpn., 60(1991), pp. 3953-3966.● Reduction of the Event List for Molecular Dynamic Simulation, Comput. Phys. Com., 69(1992), pp. 317-329.● ラーニングストーリー作成のために撮った写真を自動的に送信してNASに蓄積する簡易なシステムの構築● PCのライフサイクルの長期化● PCの構造を理解するためのハードディスクドライブ分解演習(高校生向け)キーワード志田 晃一郎 講 師シダ コウイチロウ応用数理研究室所属研究室知識工学部 情報科学科情報・通信情報所属非弾性コラプス、マクスウェルのサーマルクリープ、弾性/非弾性多体系の物理、プライオリティキューのデータ構造、並列処理、ラーニングストーリープライオリティキューの効率化雑誌論文● Wm. G. Hoover, C. G. Hoover原著, 丸善プラネット, カオス的な非平衡系のシミュレーションと制御, 2016, 315.● W. G. Hoover, C. G. Hoover原著、森北出版, 粒子法による力学, 2008, 243. 他2冊.翻訳書提案手法提案手法とPaulの手法をグラフにし比較

元のページ  ../index.html#134

このブックを見る