TCU 研究者一覧
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134 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ人工知能の一分野としての自然言語処理の立場から、文章中に現れるさまざまな情報を抽出し、その属性や意味を自動的に推定する。言語は恣意的であり、固有名詞や若者言葉等の新しい言葉や言い回しの創造、外国語句の借用等が頻繁に起こるだけでなく、字面以上の意味や感情、印象を含むことも多々ある。未知の語句の自動認識、語句の属性や意味、印象情報や感情情報、周辺語句等の自動推定を実現することで、機械翻訳や情報検索、自動要約、対話処理等の自然言語処理の精度の向上はもとより、人間の感情に寄り添うことができるような知的な技術の創出を目指す。研究内容と目指すもの文字の持つ情報に着目し、新しい語句や外国語表現、方言等の自動認識、固有名詞の自動言語推定等で成果を挙げるとともに、これらの語句の意味や原語句、印象の推定等を行うことで、話し言葉や専門文書等の幅広い文書の処理精度の向上を目指している。また文章理解や対話理解への応用を目標として、語句に籠められた感情や印象、周辺語句等の自動推定や、色情報等を活用して語句の持つさまざまな情報を視覚化する手法の実現等に取り組んでいる。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● 文書群からの特有の知識情報の学習● 文書群からの語句認識、意図推定、印象推定、トピック推定等の情報抽出● テキストマイニングおよび評判分析キーワード延澤 志保 講 師ノベサワ シホ知識情報処理研究室所属研究室知識工学部 情報科学科情報・通信情報所属人工知能、知識情報処理、自然言語処理、語句認識、知識獲得、感情推定語句の属性や表す意味、感情等の適切な表現を模索● ドメイン固有の文字列情報の組み込みによる形態素解析処理の精度の向上、2002● A study on the use of color wheel for the representation of emotions, APCLC 2018● 電子情報通信学会知識の森第6-3-3章「文字列探索」、2012関連論文情報● The use of domain-specific statistical data for Japanese morphological analysis, Readings in Japanese Natural Language, CSLI, 2016著書

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