TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 139 相談に応じられるテーマ実世界とサイバー世界を統合する情報通信応用システムにおいては、端末や装置の通信制御やデータ分析に係る情報処理技術とともに物理的な信号を高速、高精度に処理するハードウェア技術がシステム性能を左右する重要な要素技術である。集積化システム研究室では、高周波回路やインターフェース回路を含むアナログ信号処理技術やアナログ・ディジタル混載集積回路技術、ソフトウェアとハードウェアの協調設計技術などの研究を行い、情報通信応用技術の発展に寄与するとともに、研究を通してハードウェアとソフトウェアの両面で活躍できる人材の育成、創出を目指す。研究内容と目指すもの将来、無数のセンサを街なかの施設や住宅に設置できるようになる。少子高齢化、核家族化の進展、2人世帯、独居世帯の増加が進む中、遠隔家族の様子をプライバシーに配慮しつつ伝えるセンサネットワーク見守りシステムを研究している。センサネットワーク構成技術、メンテナンスフリーに向けたワイヤレス給電技術、WAN経由のデータ取得、機械学習による所在推定や異常検出などを研究項目とし、実験用ネットワークの運用を通してアプリケーションを提案する。最近の研究テーマ外部資金● 文科省「私立大学研究ブランディング事業」タイプB「都市研究の都市大:魅力ある未来都市創生に貢献するエイジングシティ研究および実用化の国際フロンティア」(H29-H33)● 企業との共同・受託研究(H28、H30-)知的財産権・関連論文情報・著書● 特許第3790851号、「電界効果トランジスタのデバイスパラメータ抽出法」● 特許第3844130号、「アナログ・ディジタル変換器」● 特許第3359608号、「非接触型ICカードシステム」 他、国内特許6件、海外特許3件● 電子デバイスの回路モデリング、高周波実装、回路や電磁界のシミュレーション、最適化手法など● 通信インターフェースやセンサを含む組み込みシステムのプロトタイピングなど● 各種センサデータを利用したアプリケーションのフィジビリティ―調査などキーワード柴田 随道 教 授シバタ ツグミチ集積化システム・柴田研究室所属研究室知識工学部 情報通信工学科情報・通信通信所属センサネットワーク、インターネット・オブ・シングス、アナログインターフェース、マイクロ波応用、電源回路、機械学習、異常検出、電磁界シミュレーションセンサネットワークによる見守りや行動支援法の研究知的財産権● 柴田随道、GaNオンSi基板の電極パッドインピーダンスの等価回路モデル、電子情報通信学会論文誌 C、vol. J100-C、2017、pp. 192-199● T. Shibata、City x ICT for the Era of Decreasing Birthrate and Aging Society、ISMAC2016、Keynote III, Tokyo, 2016● 鐘江秋絵、柴田随道、3軸加速度センサーを用いたジャグリング熟練度の評価、2018年信学会総合大会、2018、C-15-26関連論文情報

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