TCU 研究者一覧
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144 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ世の中には様々なデータが蓄積され、いわゆるビッグデータと呼ばれる大規模かつ多様性をもつデータの新たな活用方法が注目されるようになっている。こうしたビッグデータを利用することにより、幅広い問題に対するデータ解析手法を提案するとともに、提案手法に基づくアプリケーション開発を行っている。具体的には、クラウド上のビッグデータに基づくディープラーニングによる最適化手法を提案している。さらに、提案手法に基づくアプリケーション開発により、ソフトウェアの開発・保守における無人システムの実現を目指した理論と応用研究を行っている。研究内容と目指すもの現在、オープンソースソフトウェアが様々な分野で利活用されている。特に、オープンソースクラウドはビッグデータの蓄積と利用を支える役割を果たしている。ひとたびクラウドに障害が発生するとクラウドサービスの停止に伴う経済的損失は計り知れない規模となる。ビッグデータを活用することにより、クラウド環境のメンテナンスを自動化するための無人システム(Unmanned System)の構築を目指している。最近の研究テーマ外部資金● 科学研究費補助金 基盤研究 (C)研究課題「ビッグデータ解析に基づくクラウド信頼性評価法の開発と応用」(H27−H29)● (公財)電気通信普及財団:情報通信技術に関する研究調査助成(H26−H27)● 科学研究費補助金 基盤研究(C)研究課題「クラウドコンピューティング環境に対する動的信頼性評価に関する総合的研究」(H24−H26)● 科学研究費補助金 若手研究(B)研究課題「組込みオープンソースソフトウェアのための動的解析に基づく信頼性評価法の開発」(H21−H22)知的財産権・関連論文情報・著書● これまでの研究成果として開発されたソフトウェアは以下のURLから入手可能です。 http://tam.ims.tcu.ac.jp/ 上記に掲載されたソフトウェアはGNU General Public License(GPL)に従っています。● ビッグデータを活用したディープラーニングに基づくソフトウェアシステムの定量化と開発および管理の自動化● オープンソースソフトウェアを活用したシステムの安定性評価のためのアプリケーションソフトウェアの適用● クラウドサービスに対する管理運用自動化のための確率モデルに基づく定量化とその応用としてのアプリケーション開発キーワード田村 慶信 教 授タムラ ヨシノブ市場モデリング 田村研究室所属研究室知識工学部 経営システム工学科情報・通信情報所属ビッグデータ、ディープラーニング、クラウドコンピューティング、オープンソースソフトウェア、確率モデルビッグデータを活用した無人システムの構築知的財産権● Y. Tamura and S. Yamada, “Multi-dimensional software tool for OSS project management considering cloud with big data,” International Journal of Reliability, Quality and Safety Engineering, 査読有, Vol. 25, No. 3, 2018, pp. 1–16, DOI: 10.1142/S0218539318500146.関連論文情報● S. Yamada, Y. Tamura, Springer, “OSS reliability measurement and assessment,” Springer Series in Reliability Engineering, 2016, pp. 185 (pp. 145-185).著書

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