TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 157 相談に応じられるテーマ生物は約40億年の歴史の中で姿を変えながら、地球とともに現在の生態系を作り上げてきました。私は古生物学研究室において、地層に残された生命の痕跡である化石を発掘し、分析し、現在の生物と比較することで、過去にどのような生物がいたのか、どのような生活をしていたのか、進化と地球環境の変化にはどのような関係があるのか、といった謎に取り組んでいます。研究内容と目指すもの生物は約40億年の歴史の中で姿を変えながら、地球とともに現在の生態系を作り上げてきました。私たち人類の起源を知りたい、と思ったとき、過去にどのような生物がいたのか、彼らはどのような生活をしていたのか、生物の進化・絶滅と地球環境の変化にはどのような関係があるのか、といった疑問にぶつかります。私の研究室は、地層に残された生命の痕跡である「化石」を発掘し、分析し、現在の生物と比較することで、生命進化の謎に取り組んでいます。最近の研究テーマ外部資金● 科学研究費「化石石水生爬虫類の椎骨発生に関する骨組織学的研究」若手研究、2018年度−2020年度知的財産権・関連論文情報・著書● 新しい分析機器・解析機器のデモンストレーションのための、恐竜化石等の材料提供● 恐竜、古生物学、地質学などをテーマにした映像作品や書籍の監修● 一般向けの教育普及活動・セミナー講演等キーワード中島 保寿 准教授ナカジマ ヤスヒサ古生物学研究室所属研究室知識工学部 自然科学科基礎研究総合理工所属恐竜、古生物学、地質学、堆積学、動物学、解剖学、組織学、光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線マイクロCT、分析化学 中生代の生態系を復元● Nakajima, Y. and Izumi, K., 2014. Coprolites from the upper Osawa Formation (upper Spathian), northeastern Japan: Evidence for predation in a marine ecosystem 5 Myr after the end-Permian mass extinction. Palaeogeogr., Palaeoclimatol., Palaeoecol. 414, p. 225-232● Nakajima, Y. and Schoch, R. R., 2011. The first temnospondyl amphibian from Japan. Journal of Vertebrate Paleontology 31, p. 1154-1157.関連論文情報● 中島保寿,2016. ウミガメの捕食 ―海ののんびりハンターたち― p.100-103 in 国立科学博物館 特別展「海のハンター展」公式図録 日経サイエンス社 pp.128著書

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