TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 159 相談に応じられるテーマ研究分野は理論物理であり、理論計算とコンピュータシミュレーションにより、量子力学系の動的な振る舞いを研究しています。原子・分子系から素粒子・原子核系まで適用可能な新しい計算手法を開発し、量子力学と古典力学のはざまで発現する新規な現象の解明を目指しています。研究内容と目指すもの南部力学は1973年に南部陽一郎により提案された力学です。私たちは最近、半古典近似を行った量子力学系のダイナミクスが南部力学により記述されることを見出しました。この事実を利用することで、量子力学系の新しい強力なシミュレーション法として、南部力学に基づいた新しい分子動力学法の開発を行っています。最近の研究テーマ外部資金● 挑戦的萌芽研究「南部力学に基づいた新しい分子動力学法の開発と量子ダイナミクス計算への応用」(H26-H27)知的財産権・関連論文情報・著書● 量子力学系のシミュレーション● シミュレーションにおける有効な差分化法の開発キーワード堀越 篤史 准教授ホリコシ アツシ基礎物理学研究室所属研究室知識工学部 自然科学科基礎研究数物系科学所属量子力学、経路積分、くりこみ群、量子ダイナミクス、波束のダイナミクス、有効古典力学、南部力学、シンプレクティック数値積分法南部力学に基づいた新しい分子動力学法の開発● 堀越篤史、南部力学系のための体積保存数値積分法、アンサンブル、査読無、Vol.19、No.1、2017、42 – 47関連論文情報

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