TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 171 相談に応じられるテーマ高齢化した都市インフラ構造物を適切に維持管理するための、高精度で効率の高い点検、診断技術を研究しています。主な研究テーマとして道路構造物の点検・診断の支援システムの構築、画像・信号処理を応用した新しい非破壊検査技術、MEMSなどの新型センサーを利用したモニタリング・計測手法、新しい溶接接合技術を適用した補修補強法など、構造物の長寿命化のための先端的な研究と技術開発を行います。研究内容と目指すもの渦流探傷試験結果の画像化に取り組み、探傷信号と位置情報を組み合わせたC-Scan画像化を完成させた。これにより、溶接止端部探傷信号の強度分布、位相情報を画像として確認することが可能となり、疲労き裂の検出精度の向上、記録性、再現性の高い検査を実現した。さらに、渦流探傷によるき裂の見逃しが頻発する回し溶接部の探傷に対し、新たに開発した溶接ノイズ除去アルゴリズムを適用し、これまで困難であった回し溶接部の長さ10mm以下の微小なき裂の検出を可能とした。最近の研究テーマ外部資金● 首都高速G3社「首都高における点検診断技術の開発・高度化」H26.7~H32.3● (株)東芝「都市基盤施設の点検・診断技術高度化のための研究」H27.7~H28.3● 中日本高速道路(株)「橋梁を利用した交通荷重計測システムの高性能化に関する研究」H28.12~H29.3● 次世代センサー協議会「構造物点検業務の情報化に関する調査研究」H28.4~H29.3● 港湾空港総合技術センター「港湾構造物の維持管理に関する研究」H26.4~H29.3● 共和電業(株)「損傷検知センサの開発」H26.8~H32.3知的財産権・関連論文情報・著書● 特許2010-247016、自走式探傷装置、小西拓洋,山崎文敬、2010年● 特開2018-124154,鋼橋溶接止端部の疲労き裂に対する渦流探傷結果のC-スコープ画像化システム,小西拓洋,古東祐介,三木千壽,2018年8月公開● 非破壊検査を利用した鋼構造、コンクリートの損傷検知● 画像処理、AIを利用した損傷検知と診断● ひずみ、変形のモニタリング計測● 構造物計測データを利用した損傷検知システムの構築キーワード小西 拓洋 教 授コニシ タクヨウ都市基盤施設の再生工学研究センター所属研究室総合研究所建築・土木建築・土木所属点検、診断、補修、損傷検知渦流探傷画像診断システムによる溶接部き裂の検知知的財産権● Detection of Bridge Deterioration by Weigh in Motion and Wireless Sensor Network, Conference of ASEAN Eng. Org., Nov. 2013● 剥落危険予知のための熱画像処理システムの開発, 土木学会年講, 2016.9● 塗膜割れパターンによる疲労き裂画像診断システムの開発, 土木学会論文集,査読有り、2016.12関連論文情報● これならわかる道路橋の点検、建設図書(共著),2015年12月● 橋の点検に行こう:初心者のための橋梁点検講座、建設図書(共著)、2016年4月著書

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