TCU 研究者一覧
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176 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ持続的で豊かな居住環境の創出をめざし、安心・愛着・居心地・健康・コミュニティなどの居住者の意識や行動と、空間や環境・緑との関係をさぐります。現場重視、現場からの発想を研究方針とし、これらの住民調査や地域実態把握をもとにして居住環境の空間や仕組み・組織の在り方を検討し提言します。居住者が心豊かに暮らせる環境づくり、地域の魅力や持続性を高める環境形成とコミュニティづくり、空き家問題や住み替え、自然と共生したまちづくり、環境再生とコミュニティマネジメントの方法を行政・企業と連携して構築します。研究内容と目指すもの東京50km圏域にある戸建て住宅団地についての実態と持続可能性向上を検討しています。建物の管理不全・利用不全状態や空き地の環境、道路環境等の居住環境の実態調査、及び住民を対象とした居住環境評価、コミュニティ意識、住み替え意識を把握し、今後の遠郊外型の住宅地の持続性と魅力づくりや組織づくりによる向上策を検討しています。鳩山ニュータウン、季美の森、大網みずほ台・みどりが丘、竜角寺台などの実態調査や意識調査を実施しています。最近の研究テーマ外部資金● 近現代都市計画・建築法制度の成立と変容をふまえた新時代の制度体系構築に関する研究:2018年● 東京圏遠郊外住宅地の空き地空き家発生状況を踏まえた利活用方策の検討:2017年● 現行都市計画・建築規制制度の当初設計意図と時代的変容に関する研究:2016年● 遠郊外住宅団地と周辺農村との連携による地域資源活用と魅力創出可能性の検討:2015年● 郊外住宅団地のコミュニティ再生方策 ― 季美の森住宅団地を対象として:2014年知的財産権・関連論文情報・著書● 室田ほか、環境配慮型商店街の形成に向けた地域住民の参加促進要因に関する研究、日本建築学会計画系論文集vol.82、No.741、2017年● 室田ほか、郊外住宅地における旗竿敷地の立地特性と発生要因に関する研究 、日本建築学会計画系論文集vol82、No737、2017年● 室田ほか、駅前大型商業施設と駅前空間における滞留行動の関係性に関する研究 : 港北ニュータウン センター北・南を事例として、日本建築学会計画系論文集vol.82、737、2017年● 居住環境・住民意識:空き家・空き地調査、居住環境評価、コミュニティ、住み替え意識、愛着・安心などの意識調査● オープンスペース・屋外空間・共有空間:滞留行動、利用者意識調査、居心地・居場所、緑・空間との関係● 商店街来街者:来街者行動、滞留行動、来街者意識調査、空き店舗、緑・空間との関係キーワード室田 昌子 教 授ムロタ マサコ室田研究室(居住・コミュニティ環境研究室)所属研究室環境学部 環境創生学科建築・土木建築・土木所属居住環境デザイン・評価、サステナブルコミュニティ、緑・オープンスペース、ニュータウン、居住者意識、日常生活行動、都市計画、コミュニティマネジメント遠郊外型戸建て住宅地の居住環境・居住意識と持続可能性関連論文情報● 室田、ドイツの地域再生戦略-コミュニティ・マネージメント、学芸出版社、2010年● 室田ほか、ドイツの空き家問題と都市・住宅政策、日本都市センター、2018年● 室田ほか、生活の視点でとく都市計画、彰国社、2016年● 室田ほか、都市自治体と空き家-課題・対策・展望-、日本都市センター、2015年● 室田ほか、東京の住宅地第4版、日本建築学会関東支部、2014年著書

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