TCU 研究者一覧
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196 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ取材プロセスの分析を通じ、企業や組織体の枠を超えた「取材手法の標準化・共有化」をどう実現させるかを研究している。日本の報道界は長年、各企業内部で取材ノウハウを蓄積してきたが、記事や番組などで表現されるジャーナリズム活動が社会の公共財であるなら、本来は取材手法もその要素を持つ。伝統的メディアが培った取材手法、特に調査報道に関するそれを次世代に引き継ぐことは、健全なジャーナリズム、ひいては健全な市民社会を持続させるためにも、大きな意味を持っている。研究内容と目指すもの「リクルート事件」「大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件」など日本の調査報道も輝かしい成果を出してきた。現在はそれら取材に関わったジャーナリストらに綿密なインタビュー調査などを続け、調査報道取材に共通する要素を探究している。成果の一部は「権力VS調査報道」(2011)、「権力に迫る『調査報道』」(2016)などにおいて、先行的に世に送り出している。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● ネットメディア、マスコミ、ジャーナリズムに関する事柄全般● 調査報道の歴史、その可能性と限界● インターネット時代とニュースの関わりに関する事柄全般キーワード高田 昌幸 教 授タカダ マサユキ高田研究室(ジャーナリズム)所属研究室メディア情報学部 社会メディア学科基礎研究複合領域/人文学/社会科学所属メディアとジャーナリズム、調査報道の可能性と限界、インターネット時代の取材組織調査報道の可能性と限界● 「真実」角川書店 2014 , 「伝える技法」旬報社 2015, 「権力vs調査報道」旬報社,2014 「権力に迫る『調査報道』」旬報社 2015、「メディアの罠」産学社 2012 ほか著書・共編著

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