TCU 研究者一覧
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198 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ行動的意思決定研究(経済学でいう行動経済学)と、その枠組みに基づくコミュニケーション研究が近年の中心。長年にわたり災害や食品等のリスクコミュニケーション研究や意思決定の実験・調査研究を行ってきた。研究室自体ではウェブクチコミや、E—サイトや店舗での商品選択に関して提示方法・デザイン・価格に関する実験研究と、視線の動きを測定する眼球運動測定器を用いてウェブ広告などに関する研究も実施している。実験等の心理学的な手法で、コミュニケーションや安全などに関する社会問題の解決に寄与することを目指している。研究内容と目指すもの地震や自然災害については、確率や統計情報、因果関係といった一般の人にはわかりにくく心理的バイアスを生じる部分が含まれており、これらがどう伝わるのか、またどんな伝え方をしたら良いかを研究している。近年は地震の確率的長期予測がどのように認知されているかを実験的に検討した。また、平成27-29年度には歩きスマホに関する研究で、広告などのコミュニケーションによる行動改善を目指して、駅構内でのフィールド実験等を共同研究として行った。最近の研究テーマ外部資金● JR東日本研究開発センター 安全研究所との共同研究「鉄道用非常ボタンの適切な使用を促す方法に関する研究」 2015年度● 「二重過程に基づく数量情報のリスクコミュニケーション手法の視線測定を用いた分析」平成28年度~30年度(基盤研究(c)課題番号)(研究責任者) 2016年度~2018年度● 「多肢選択肢における回答行動の統合的研究:質問紙・ウェブ調査法の設計と妥当性の検討」(科研(A),代表者:坂上貴之、研究分担者)2016年度~2018年度知的財産権・関連論文情報・著書● コミュニケーション手法やウェブでの購買意思決定の検討、安全行動キーワード広田 すみれ 教 授ヒロタ スミレ広田研究室所属研究室メディア情報学部 社会メディア学科基礎研究社会科学所属意思決定、リスクコミュニケーション、消費者行動不確実性のある災害についてのコミュニケーションや安全行動実態の研究● 広田すみれ・高橋聖奈 レストランクチコミサイトにおける評価の数や質と意思決定の関係 東京都市大学メディアジャーナル, 査読なし, 第15号,2014, pp.32-36.● 上條涼平・広田すみれ ペットボトル飲料に対する異なる2つのプライミングの影響の違い 東京都市大学メディアジャーナル, 査読なし, 第15号, 2014, pp.37-43.● 木下瑞穂・高部眞由美・広田すみれ首都圏のテレビ放送局のブランドポジショニング -コレスポンデンス分析による知覚マップの作成- 東京都市大学メディアジャーナル, 査読なし, 第16号, 2015,pp.60-68.関連論文情報● 広田すみれ・増田真也・坂上貴之(2018.1) 心理学が描くリスクの世界 第3版 慶應義塾大学出版会(1-7,9-16,23-30,54,56-58,60-73,75-78,159-190,192-203)著書

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