TCU 研究者一覧
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226 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ住宅生産とは一般に「住宅をつくること」を意味しており、設計や工事を包含した概念です。高度経済成長期は、住宅の効率的な生産が大きな課題であったが、住宅空間が充足し、人口減少社会に入った今日では、既存住宅を上手く利活用することが求められています。この様な時代の転換の中で「快適で持続可能な都市生活を実現するモノやサービスとは何か」をテーマに、実プロジェクトに触れながら学生と共に、その解決策を探っています。安全で豊かな住生活を実現するために、事業者だけでなく、消費者の参加を組み込んだ仕組みづくりを目指しています。研究内容と目指すもの様々な既存建物の利活用を実現するために、容易に設置可能な内装・設備システムを産学連携で開発し、「所有から利用へ」という新たな豊かさの実現を目指しています。また、それらのシステムを長期的に維持するために必要な、各主体の目的にあった建物情報の構築方法も検討しています。具体的には、マンションの維持管理促進のためのBIM手法の開発や3Dスキャニングによるデジタルアーカイブ等を進めています。最近の研究テーマ外部資金● 基盤研究(c)「マンションの維持管理促進のためのBIM手法の開発」(H28.4-H31.3)● 公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団「災害サポートゲーム」(H29.4-H30.3)● 公益財団法人LIXIL住生活財団「循環型インフィルの実現に向けた小型H形鋼の開発」(H24.4-H25.3)知的財産権・関連論文情報・著書● 特許「カーテンウォール構造」● 特許「着脱型二重床システム」● 3Dスキャニングによる建築情報の取得・利活用モデルの構築● マンションの維持管理促進のためのBIM手法の開発● 地域の自助・共助を支援する防災ゲームアプリの開発キーワード信太 洋行 准教授シダ ヒロユキ住宅生産研究室所属研究室都市生活学部 都市生活学科基礎研究社会科学所属BIM、3Dスキャニング、住宅履歴書、ゲーミフィケーション住生活サービスを生み出すプラットフォームの構築知的財産権● 既存建築物の設備改修における3次元スキャニングの活用に関する研究,日本建築学会技術報 告集,2013年19巻43号 ● 可動ルーバーによる簡易ダブルスキンの開発とその断熱性の検証,日本建築学会大会,2012● インフィルを動産化するための床システムの開発(その2),日本建築学会技術報告集,2004年10巻20号関連論文情報● 構造用教材(建具、建築と設備),日本建築学会著書

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