TCU 研究者一覧
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244 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ発達に偏りを持つ子どもにより適切な支援を行うことを目的として、LD(学習障害)、AD/HD(注意欠如/多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)などの発達障害の発達経過や認知能力の特性、個別治療教育について研究している。個々の子どもの発達特性を理解し、その子どもに適した教育を行っていくことは、発達障害だけではなくすべての子どもにとっても必要な視点である。子どもたちが自分たちの生活の場で適応的に過ごすことを目指して、直接的、間接的な支援を行いながらその方法を探っている。研究内容と目指すもの発達障害児の心理検査・評価および個別の教育的対応を行っている。最近は、音声言語の習得・使用に困難があるASD児に対するiPadを用いた治療教育の試み、および、ネット依存傾向のある高機能ASD児へのカウンセリング対応を行いながら、発達障害児の治療教育にメディア機器を使用する可能性と問題点について検討を行っている。最近の研究テーマ外部資金● 科研費:基盤研究(C)23530869「母子の語り場面の発話と構造-日本と中国の定型発達児と高機能自閉症児の理論的研究-」H.23-25(研究分担)● 科研費:基盤研究(C)26380933「アイトラッカーを用いた自閉症スペクトラム障害の注視行動の分析と注視行動形成支援」H.26-28(研究分担)● 科研費:基盤研究(C)18K03047「社会的認知能力としての痛みの理解と表出の発達」H.30-32(研究分担)知的財産権・関連論文情報・著書● 紺野道子他、社会的認知の発達に遅れを持つ子どもたちへの支援-「DESC乳幼児社会的認知発達チェックリスト」による検討-、白百合女子大学発達臨床センター紀要、14巻、2011、69-75● 紺野道子、森永良子、日本のdyslexiaについての考察-visual dyslexiaとauditory dyslexiaの検討-、認知神経科学、査読有、2巻、1号、2000、69-73● 発達障害児に関する相談および支援● 個別治療教育プログラムの作成● 保育現場・教育現場・家庭における子どもの問題行動とその対応キーワード紺野 道子 准教授コンノ ミチコ臨床心理学研究室所属研究室人間科学部 児童学科基礎研究社会科学所属発達臨床心理学、発達心理学、教育心理学、発達障害、発達アセスメント、LD、ADHD、ASD発達障害児のアセスメントと治療教育関連論文情報● 井戸ゆかり、園田巌、紺野道子、保育の心理学Ⅰ-実践につなげる、子どもの発達理解-、萌文書林、2018、pp.54-96、116-123● 井戸ゆかり、園田巌、紺野道子、保育の心理学Ⅱ-演習で学ぶ、子ども理解と具体的支援-、萌文書林、2018、pp.50-61、106-118、140-149、162-171著書

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