TCU 研究者一覧
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246 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ子どもの豊かな感性や創造性を育むために、「身体」に着目し、運動やダンスといった身体表現活動の指導・援助について研究をすすめている。具体的には、子どもが自発的に、運動や身体表現活動に取り組めるような環境設定や言葉かけなどを中心に、活動プログラムの検討や教材研究に取り組んでいる。さらに、舞踊・ダンスは、言語が成立する以前からの感情表現で、自発的創造的であり、コミュニケーションの手段であることに着目し、年齢や性別、経験の有無にかかわらず、誰もが自発的創造的に身体表現活動ができる場を探究している。研究内容と目指すもの運動やダンス・身体表現活動に苦手意識を持つ保育者や経験の浅い保育者でも、運動・身体表現活動に身構えずに取り組め、豊かに活動を展開するにはどのようにすればよいか。保育者自身の資質やスキルアップとは別にその方法を探っている。具体的には、子どもたちが自発的に動き出す「しかけ」として、活動場所の明るさや映像、モノ、音(音楽)に着目し、音楽教育専門家や幼稚園園長らと共同で研究をすすめている。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● 井中あけみ、髙橋うらら、表現活動を豊かにする音楽研究(2)―園児の身体表現活動から―、豊橋創造大学短期大学部研究紀要、査読有、第34号、2018、27-36● 髙橋うらら、子ども一人ひとりの表現を大切に ―さくら・さくらんぼの「リズム」をのびのび・生き生きと―、女子体育、査読無、第57巻、2015、16-21● 現職保育者のための研修プログラムの開発● 子どもの豊かなこころと身体の育ちを支援する親子参加型プログラム● 身体表現ワークショップ(子どもから大人まで)の提案キーワード髙橋 うらら 准教授タカハシ ウララ子どもの運動・身体表現 研究室所属研究室人間科学部 児童学科基礎研究複合領域所属健康・スポーツ科学、身体教育学、舞踊教育論、身体表現論、運動指導論、感性の教育、ダンス、子どもの運動・遊び運動遊びや身体表現活動を豊かに展開する「しかけ」関連論文情報● 池田裕恵、髙橋うらら 他、杏林書院、子どもの元気を取り戻す 保育内容「健康」 改訂第2版〜乳児期から幼児期の終わりまでを見通して〜、2018、47-57● 髙野牧子、髙橋うらら 他、同文書院、うきわくわく身体表現あそび ~豊かに広げよう!子どもの表現世界~、2015、12-16、130-131著書● 科研費基盤研究B『創造的な身体表現活動での共振創出に関する研究―身体的共創から社会的共創へ―』研究代表者:西洋子(東洋英和女学院大学)に連携研究者として平成25年度参画● (公社)日本女子体育連盟関連研究プロジェクト『乳幼児期から小学生への体つくり運動・表現運動遊びについての幼小接続プログラムの構築』(平成24年度~25年度)研究代表者:高野牧子(山梨県立大学)に共同研究者として参画様々な素材の布やボールが「しかけ」となり、身体を動かし、表現が広がる

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