TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 251 相談に応じられるテーマ様々なストレスが生体に及ぼす影響をテーマに研究している。特に運動負荷による血液流動性の変化について動物やヒトを対象として検討しており、熱中症予防の一助となれるような研究を目指している。また、専門として行っている競技は剣道である。日本固有の伝統文化である武道としての歴史的背景や特性を踏まえつつ、現代剣道における技術形態を分析し、「場所や時間に恵まれていない環境の中で、短時間で如何にして自分の望む結果を出せるか」をテーマとしながら、効率的な指導法や稽古法の開発に取り組んでいる。研究内容と目指すもの2013年、着衣するだけで姿勢保持・加速度など運動情報や心拍・心電などの生体情報のデータを取得できるウェアラブルセンサ「hitoe」が開発された。ウェアという形で体に密着していることで、ストレスなく生体情報をより正確に計測できることが可能となった。剣道競技においてこのウェアラブルセンサを活用し、動作分析や暑熱環境下での稽古が生体に及ぼす影響を明らかにすることで、剣道におけるセンサの有効性や新たな稽古内容の開発を目指している。最近の研究テーマ外部資金● 基盤研究(C)「ウェアラブルセンサを用いた運動時の生体・運動情報に関する研究」(H29〜H31)知的財産権・関連論文情報・著書● ウェアラブルセンサを用いた運動時の生体・運動情報の取得● ウェアラブルセンサを活用した日常の健康状態を見える化するシステムの構築● データに基づく行動習慣や健康生活の改善策の提案キーワード久保 哲也 教 授クボ テツヤ体育研究室所属研究室共通教育部 人文・社会科学系基礎研究複合領域所属剣道、コーチング、生理学ウェアラブルセンサを用いた運動時の生体・運動情報に関する研究● 柴田随道,末繁雄一,久保哲也:安心街遊のための多世代共生社会型行動支援システムの研究開発.東京都市大学総合研究所紀要,査読無,第20巻第1号,2017.7-14.● 久保哲也、石川慎太郎他:暑熱環境における剣道稽古が血液流動性に及ぼす影響、日本運動生理学雑誌、査読有、第19巻第1号、2012、23-31,● 久保哲也,石川慎太郎他:ラットに対する強度の異なる運動が血液流動性に及ぼす影響.昭和医学会誌,第71巻第2号,2011,167-174.関連論文情報

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