TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 257 相談に応じられるテーマ研究対象は視覚芸術、特に「建築」です。「建築」にはさまざまな機能や意味があります。人々の生活を維持するための装置としてだけでなく、思想・文化を表象するものでもあります。工学的視点とともに芸術としての建築について考察していきたいと思っています。建築に目を向けることで、人々が自分の生きる場所に、一層の愛着を持てるようになるとよいです。研究内容と目指すもの1920〜30年代に建てられた建築を中心とした調査、保存活動。特に、建築家蔵田周忠、山口文象、近代数寄屋を手がけた仰木魯堂、木村清兵衛の住宅、茶室。近代建築の重要文化財指定のための調査、展覧会の監修なども行っています。最近の研究テーマ外部資金● 挑戦的萌芽研究 「バナールな事柄に着目したコミュニティのエートス変容に関する研究」(H20-H22)● サントリー文化財団研究助成「近代日本における建築『創作』の誕生 —分離派建築会と芸術・思想の交点から」(H30)知的財産権・関連論文情報・著書● 歴史的建造物の保存・活用● 美術、建築、デザインに関する展覧会の企画・監修キーワード岡山 理香 准教授オカヤマ リカ岡山研究室所属研究室共通教育部 人文・社会科学系基礎研究人文学所属視覚芸術史、近代建築史、デザイン史、近代数寄屋、茶室、仰木魯堂、蔵田周忠、山口文象近代建築の調査、保存・活用● 岡山理香、「仰木魯堂の生涯について ー上京から仰木建築事務所設立までの経緯を中心として」、茶の湯文化学会、査読有、Vol.9、No.28、2017、pp.13-32● 岡山理香、「軍艦マンション 出航する渡邊洋治の魂」、建築ジャーナル、依頼論文、Vol.3、No.1264、2017、pp.32-35● 岡山理香、「小田原における旧横井夜雨別邸・茶室『廂庵』の調査研究」、東京都市大学共通教育部紀要、査読無、Vol.9、2016、pp.1-16関連論文情報● 岡山理香他、武蔵野美術大学出版局、『現代アート10講』、2017、pp.153-174● 岡山理香、高照山盛岩寺、『国登録有形文化財 旧越前屋 雨谷商店店舗兼主屋 —歴史的建造物の保存・活用について』、2017、pp.1-31● 岡山理香他、萌書房、『リレー講義 ポスト3.11を考える』2015、pp.3-22著書蔵田周忠文庫展(2008)東京都市大学図書館

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