TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 261 相談に応じられるテーマ中等教育(中学校・高等学校の教育)のレベルで、自然科学教育(理科教育、化学教育、科学・技術・社会の教育)・における教科カリキュラム・教育内容・教材を研究しています。人類の獲得した学問・文化のなかから教育内容(何を・どんな順序で・どんな表現で)をどう構成するのことができるのか。何を教えたら学問・文化の本質を教えたといえるのか。このような自然科学教育の具体的な課題に理論的・実践的に向き合いながら、教育内容を抽出する方法の点から「学問の本質をつかむ学問(基礎・基本とは何かを問う学問)としての教授学」の理論構築を目指しています。研究内容と目指すもの化学は「物質における電子の科学」と言われ、あらゆる化学の領域で「電子のふるまい」をさぐることが重要です。しかし、「電子がいつどこに存在するか」という簡単そうにみえる問いには答えられないため、教える側・学ぶ側の双方に課題を抱えています。そこで化学変化の前後における「大きさ」の変化に注目し「大きさが変化したのは電子が移動したからだ」との理解が可能であるという仮説の下、「妥当な表現」を理論的・実践的に検討しようとしています。最近の研究テーマ外部資金● 日本学術振興会 科学研究費 若手研究 化学教育における 「電子のふるまいを表現した 化学変化のモデル」の理論的・実践的研究 研究代表者、2018-2022● 日本学術振興会 科学研究費 若手研究(B) 高校化学教育における授業プログラム 「炭素化合物の化学」の開発  研究代表者、2013-2015 知的財産権・関連論文情報・著書● 小学校・中学校・高等学校の理科授業における授業改善に関すること● 日本の理科教育の歴史に関すること● 教授学・教育方法学に関することキーワード渡邉 大輔 講 師ワタナベ ダイスケ教育学研究室所属研究室共通教育部 人文・社会科学系基礎研究社会科学所属教授学、教育方法学、自然科学教育、化学教育、授業、授業プログラム、教育内容、教材、モデル高校化学教育で「電子のふるまい」をどう教えるか● 渡邉大輔「シトッフの〝モデルの認識論的機能”の特徴と化学教授におけるモデル導入の条件」『東京都市大学共通教育部紀要』 Vol.8, 2015● 渡邉大輔「高校化学教育における炭化水素と官能基の区別に関する教育内容について」『教授学習心理学研究』 Vo10,No.2, 2014関連論文情報図 認識過程としての教授過程の基本構造

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