TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 265 相談に応じられるテーマ教育施設を中心とする地域施設について、主に利用者の視点から施設の成果と課題を評価し、自治体の施設整備方針策定や設計者が計画を進める際に有効な知見を提示することを目的としている。学校施設を計画する際には、教育委員会施設担当者、利用者である児童生徒・教職員、設計者など関係者の要望、意見を調整する必要があるが、実際には建物が完成し利用しないと理解できない点が多く、施設が十分に活用されない要因となっている。このような状況を改善するために、既存の施設の利用実態や評価に関する情報を活用しやすい形で提供することを考えている。研究内容と目指すもの小学校校舎に導入例が多い教室とオープンスペースが空間的に連続しているタイプについて、成果と課題、変化動向を解明している。最近の研究テーマ外部資金● 科学研究費 基盤研究(C)『学校運営からみた小学校におけるオープン型教室の成果と課題に関する研究』(平成23~25年度)(研究代表者)● 科学研究費 基盤研究(C)『小学校におけるオープン型教室の変容とその要因構造に関する実証的研究』 (平成26~28年度)(研究代表者)● 科学研究費 基盤研究(B)『戦後日本の学校建築をめぐる伝統と革新に関する研究』(平成29~31年度)(研究分担者)知的財産権・関連論文情報・著書● 小学校・中学校・高等学校施設の建築計画、特に小学校のオープンスペースや教科教室型中学校の計画● 学校施設と地域施設の複合化計画● 学校施設を中心とする地域公共施設の再編整備計画キーワード山口 勝己 教 授ヤマグチ カツミ情報教育部門 情報教育基盤研究室所属研究室共通教育部 自然科学系建築・土木建築・土木所属建築計画、教育施設計画、地域施設計画、公共施設の再編小学校校舎におけるオープン型教室の研究[雑誌論文]①屋敷 和佳、山口 勝己、公立中学校における教科教室制の実施状況と校舎の利用実態・評価、日本建築学会計画系論文集、査読有、634号、2008年、pp.2583~2590②山口 勝己、屋敷 和佳、東京都・富山県・秋田県の公立小学校におけるオープン型教室の整備状況と整備方針 小学校におけるオープン型教室の整備と評価に関する研究 その1、査読有、635号、2009年、pp.25~32③山口 勝己、屋敷 和佳、教員による小学校オープン型教室の評価 A県公立3校に対するアンケート調査結果の分析、日本建築学会計画系論文集、査読有、682号、2012年、pp.2705~2713[学会発表]①山口 勝己、屋敷 和佳、小学校におけるオープン型教室の利用状況と評価 札幌市立T小学校の事例について、日本建築学会大会学術講演梗概集、2017年全ての教科に対して専用の教室を設ける教科教室型校舎の全国的な整備実態把握調査、生徒・教員アンケート調査を基にして、課題と導入する際の条件を解明している。中学校の教科教室型校舎の研究関連論文情報

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