TCU 研究者一覧
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266 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ多様体でありなおかつ位相群であるリー群は代数的位相幾何学の様々な方面に現れる幾何学的対象であり、多くの研究成果がある。一般コホモロジーの一つであるブラウンピーターソンコホモロジーに関する研究を進めることでさらに深い理解に至ることを目指している。研究内容と目指すもの・ ブラウンピーターソンコホモロジーの係数環の生成元は複素射影空間によりコボルディズム群に定義される生成元を通じて定義されるが、その間の変換公式を明示的に与えることができた。・ 回転群が作用するベクトル束を分類するために導入される分類空間BSOnのブラウン・ピーターソンコホモロジー環の構造をThom同型による長完全列を利用することで決定した。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● Inoue, K. The conversion formulas between π_*BP and H_*BP. Journal of Math., Kyoto Univ., to appear● Inoue, K.; Yagita, N. The complex cobordism of BSOn, Journal of Math., Kyoto Univ., Vol. 50 No. 2 (2010), 307—324● リー群・コホモロジー・ホモトピー等の、代数的位相幾何学関連のテーマ● 文書整形システムとして知られるTeXのマクロ・スタイルファイル等の処理系に関するテーマ● 数学教育におけるコンピュータ利用に関するテーマキーワード井上 浩一 准教授イノウエ コウイチ数学研究室所属研究室共通教育部 自然科学系基礎研究数物系科学所属トポロジー、ホモトピー、ブラウンピーターソンコホモロジー、コホモロジー作用素、リー群、分類空間ブラウンピーターソンコホモロジーの係数環の変換公式関連論文情報● 東京都市大学数学シリーズ(1)微分積分演習● 東京都市大学数学シリーズ(2)線形代数演習著書

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