TCU 研究者一覧
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270 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマOECDが行ったPISA(15歳児対象)の結果によると、日本はスマートフォンやゲーム機などの所有率が非常に高い一方で、学校内外での学習におけるICT活用頻度の平均順位は31カ国中最下位という状況である。新学習指導要領では小学校からのプログラミング教育導入など、ICT教育をさらに進めようとしているが、教育現場は混乱しており、指導方法を間違えれば逆にICT嫌いを増やす恐れも指摘されている。そこで実際の教育現場の状況を考慮した上で、現実的に導入可能で優れたICT活用力を育成するための教育方法を確立することを目指している。研究内容と目指すもの中高生だけでなく、大学生や新社会人を対象とした調査においてもPCスキル不足が指摘されている。そのような中で大学入学時に良好なPCスキルを持った生徒を多く輩出している高等学校に注目し、そのICT教育方法について調査を行う。その調査からPCスキル向上のためのグッドプラクティスを発見し、実際に導入可能な教育方法としてまとめ、提案していく。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● 日本の情報教育の現状に関する調査、情報教育のための教材やツールの開発などキーワード安井 浩之 講 師ヤスイ ヒロユキ情報教育基盤研究室所属研究室共通教育部 自然科学系情報・通信情報所属教育支援システム、科学教育、情報セキュリティ情報教育、ネットワークセキュリティPCスキル向上のためのグッドプラクティスを調査● 鳥海健他、学習アセスメント支援システムの開発、日本教育情報学会誌「教育情報研究」、査読有vol.22、No.1、2006、pp.13-22● 安井浩之、2017年度新入生情報環境調査について 東京都市大学共通教育部紀要、査読無、Vol.11、2017、pp.83-101関連論文情報● 安井浩之他、オーム社、基本を学ぶ コンピュータ概論、2011、pp.1-12、89-162● 井上健他、萌書房、世界を読み解くリテラシー、2010、pp.106-119著書

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