TCU 研究者一覧
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278 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ研究目的は、ネイティブスピーカーが母語を扱うことができるのはどういう状態を指すのか、音声や文法の具体的な知識がなくても母語の音声や文法の間違いを認識できるのはなぜなのか、などの疑問について、英語および日本語の音韻面(音声)、統語面(文法)の違いを分析しながら、明らかにしていくことである。さらに、英語と日本語の違いを明らかにすることによって、英語を第一言語としない学生にとって理解が難しいと思われる点を考慮に入れながら、大学での英語教育に役立てていきたいと考えている。研究内容と目指すもの英語や日本語においてどのような規則、制約によって表層の音声になっているのか、例えば外来語の場合は基底構造(英語の発音)から表層構造(別の言語に取り入れられたときの発音)に至っているのかを、広辞苑、外来語辞典などの様々なデータを利用して、具体例を挙げながら考察している。調査対象の音声をただ分析するだけでなく、取り入れられた年代別に分けるなどの分析をして、時代的な考察も取り入れている。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● 英語教育、音韻研究、文法研究などキーワード三幣 友行 准教授ミヌサ トモユキ三幣研究室所属研究室共通教育部 外国語共通教育センター基礎研究人文学所属言語学、音韻論、文法、英語教育● The Notion of the Subject in Spoken Japanese: Is Suject a Required Category? 異文化の諸相38号(2018) ● Voiceless Coronal Fricatives in Japanese. 日本英語文化学会40周年記念論文集 など17件関連論文情報● Steady Steps 朝日出版社(2018) Global Concepts グローバル社会の潮流 南雲堂(2011)など6件著書

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