TCU 研究者一覧
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30 TCU Research Directory 2018パーソナルモビリティの衝突安全性向上の研究自動車の衝突安全、乗員保護、歩行者保護、自転車乗員保護、車体構造、パーソナルモビリティ(セニアカー、ミニカー、セグウェイ)相談に応じられるテーマ現在、社会問題の一つとなっている交通事故の被害軽減として、構造物や人体などに対する衝撃応答を求め、自動車衝突時の車体の変形や乗員傷害を予測するという重要な研究を行っています。模型実験や品質工学、有限要素解析を用いた新指標U* を車体に適用するなど車体の圧潰特性や乗員保護効果などを予測し、さらに車体変形や乗員挙動の最適化により自動車の衝突安全性の向上に取り組んでいます。研究内容と目指すもの自動車事故時の乗員の衝突挙動を、スケール模型やコンピュータ解析を使って再現し、乗員頭部や胸部での傷害発生メカニズムを明確化することで衝突安全性の向上を目指しています。右図はパーソナルモビリティ( ミニカー乗員) の衝突実験と衝突解析の乗員挙動を比較分析し、対応策を検討した一例です。車体の変形量が大きく、乗員の胸部傷害が問題になっている例となります。最近の研究テーマ外部資金知的財産権・関連論文情報・著書● 歩行者保護用ポップアップフード、車体構造 など 特許30件● 自動車の衝突安全性能向上や乗員保護キーワード槇 徹雄 教 授マキ テツオ機械力学研究室所属研究室工学部 機械工学科機械機械所属知的財産権● 「工学技術者と医療従事者のためのインパクトバイオメカニクス」自動車技術会著書● 「防護柵衝突時の車両速度推定に関する研究」日本交通科学学会誌(2017)● 「意識消失時の自動車運転姿勢再現による事故予防対策について」 日本職業・災害医学会会誌(2013) など 35 件( 国際会議論文含む)関連論文情報● 科研費 基盤研究C JP16K06163 (2016-2018)● 自動車メーカとの共同研究または委託研究 トヨタ自動車、日産自動車、本田技術研究所 スズキ自動車、豊田中央研究所 豊田合成、河西工業、TTDC● スズキ財団

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