TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 33 (1) 伊藤佑介、亀山雄高、佐藤秀明、眞保良吉、大森整:斜投射微粒子ピーニングによる微細周期構造の形成およびその大面積化、砥粒加工学会誌、61, 5 (2017) 263-268(2) 片山大輔、亀山雄高、佐藤秀明、眞保良吉:ダイヤモンド/鋼複合粒子を用いた微粒子ピーニングによる摩擦摩耗特性の改善、砥粒加工学会誌、60, 7 (2016) 386-392(3) Y.Kameyama, H.Ohmori, H.Kasuga, T.Kato:Fabrication of micro-textured and plateau-processed functional surface by angled fine particle peening followed by precision grinding, CIRP Annals - Manufacturing Technology, 64, 1 (2015) 549-552(4) Y.Kameyama, K.Nishimura, H.Sato and R.Shimpo:Effect of fine particle peening using carbon-black/steel hybridized particles on tribological properties of stainless steel, Tribology International, 78 (2014) 115-124    本欄記載の論文は全て査読あり相談に応じられるテーママイクロメートルオーダーの微粒子を材料へ投射する加工技術「微粒子ピーニング(FPP)」を用いて、材料表面にさまざまな付加価値を与える手法の研究を行っています。とくに、FPPによって微粒子成分を被加工面へ残存(移着)させる、あるいは微細構造を形成させる、などの効果に着目している点が本研究の特徴です。機械のすべり摺動面(自動車など)の摩擦低減、各種皮膜の密着性向上、金型や建材への防汚性の付与などへの適用を想定しています。また、FPPとめっきを組み合わせた複合表面処理法の提案や、関連して各種皮膜の密着性評価法開発にも取り組んでいます。研究内容と目指すもの微粒子ピーニング(FPP)を用いて、周期的な微細構造を作製(テクスチャリング)する手法を開発しています。テクスチャリング加工は、すべり摺動面の低摩擦化を図る技術として自動車産業などで近年注目を集めています。本手法は、今日一般的な方法と比べてシンプルな工程(マスキング処理が不要)でテクスチャリングを行うことができます。さらに、構造の形成と同時に、粒子成分を移着させることも可能(たとえば、潤滑性を有する物質などを付与できる)です。最近の研究テーマ外部資金● 科研費基盤研究(C)『過酷なしゅう動条件下で摩擦低減をもたらす物理的かつ化学的な表面テクスチャの創製』(2018年~)● JST A-STEPシーズ顕在化タイプ『表面シリサイド化処理を前工程とするダイヤモンド成膜法の高度化と鋼製切削工具への応用』(2013年) ● 科研費若手研究(B)『微粒子ピーニングの適用によるアルミニウム基材・硬質めっき界面密着性の向上』(2012年~2015年)● そのほか,民間からの研究助成金(助成テーマの例:皮膜密着性評価、親疎水性の改質手法など)知的財産権・関連論文情報・著書● ショットピーニング、微粒子ピーニング、噴射加工による表面改質(とくに、機能性表面創製をねらいとした粒子開発など)● テクスチャリング加工(トライボロジー応用、防汚表面創製など)● 皮膜の密着性改善および密着性評価キーワード亀山 雄高 准教授カメヤマ ユタカ表面加工研究室所属研究室工学部 機械工学科製造技術製造技術所属微粒子ピーニング、テクスチャリング加工、機能性表面、トライボロジー、皮膜の密着性粒子をぶつけるだけ シンプルで多機能な微細加工手法関連論文情報

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