TCU 研究者一覧
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38 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ自動運転は、社会問題の解決策としてだけでなく、MaaS(Mobility-as-a-Service)のような新たなイノベーションを創出する技術として期待されています。私は、トラックの自動運転・隊列走行や超小型モビリティの自動運転に関する研究を行っています。自動運転は、技術面だけでなく社会受容性が確保されて、はじめて社会実装されます。そのため、自動運転の社会受容性に関する研究や、人と自動運転システムが協調するためのHMIの研究を行っています。また、実証的に研究を推進することで社会実装に必要な技術開発を行い、安全・安心な次世代モビリティの実現を目指します。研究内容と目指すもの自動運転システムがすべての運転操作を行うのではなく、人も運転操作に介入し、人とシステムが協調して車両を制御するシェアードコントロールについて研究しています。人が運転操作に介入することで、緊急時の迅速な対応や運転技術の向上、人馬一体となって車両を操る楽しさの向上といったことが期待できます。これまでの自動運動とヒューマンファクタに関する研究の成果を活かし、人とシステムの協調という難しい課題に取り組んでいます。最近の研究テーマ外部資金● 委託研究(代表)「自動運転・隊列走行システムのHILSの研究開発」(2018.4-2019.3)● 共同研究(代表)「高速道路における交通安全対策に関する研究」(2018.6-2019.3)● 内閣府SIPの再委託研究(分担)「正着制御のためのシェアードコントロールに関する研究」(2016.10-2017.3)● 経済産業省の再委託研究(分担)「隊列走行の受容性に関する研究」(2016.10-2017.3、2015.10-2016.2)知的財産権・関連論文情報・著書● 3次元情報処理装置、3次元情報処理方法、及び3次元情報処理プログラム,特許番号4153761(2008)● モビリティの自動運転システムの研究開発● ドライバモニタリングを含めた車内外のHMIに関する評価・研究開発● 交通安全・渋滞対策などの施策に関する評価研究キーワード杉町 敏之 准教授スギマチ トシユキ機械力学研究室所属研究室工学部 機械工学科機械機械所属自動運転、車両運動制御、ヒューマン・マシン・インターフェイス (HMI) 、ヒューマンファクタ、社会受容性、MaaS、ITS人と自動運転システムによるシェアードコントロール知的財産権● 杉町敏之他,ドライビングシミュレータを用いたシェアードコントロールによる正着制御時のドライバ操舵特性に関する研究,自動車技術会(2017)● 杉町敏之他,車線維持制御におけるロバスト性向上技術の開発(Ⅰ),自動車技術会(2013)関連論文情報● 古田均,吉川眞,田中成典,杉町敏之ほか,基礎からわかるGIS,森北出版(2005年)● 田中成典,杉町敏之ほか,ステップアップVisual C#.NET入門,工学社(2002年)著書

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