TCU 研究者一覧
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68 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ音響分野では、高周波音の知覚に関する研究を行なっている。近年、ねずみ撃退器やモスキートなど高周波で強い音圧の機器が増加している。これらの機器が発生する高周波音についての聴覚関係のデータが少ない、安全性を検討するための基礎的研究として高周波音に対し心理音響的測定や脳波を用いた測定を行なっている。非接触電力伝送では、最近注目されている共鳴型を対象として、生体埋め込み機器への応用を目指した研究を行なっている。またこの技術で使用されている周波数帯における計測技術に関する研究を行なっている。研究内容と目指すもの裁縫技術を用いてリッツ線を布に縫いこむことにより手袋、衣服などに非接触電力伝送用コイルを作製する。近年、スマートホンなどに非接触で電力伝送する技術が注目されている。これにより、スマートホンなどに手袋で持っただけで充電ができる。もしくは、シャツにコイルを縫い込むことにより、ペースメーカーなどの体内植え込み機器へ衣服から電力を伝送でき、これらの機器の半永久的な使用を可能にする。最近の研究テーマ外部資金● 文科省科研費挑戦文科省科研費研究 「非接触電力伝送の高効率化に向けた電力計測技術の確立」(H26年~H28年)● 受託研究「電流測定用シャント抵抗に関する研究」(H29)● 受託研究「非接触による位置検出システムに関する研究」(H30)  など知的財産権・関連論文情報・著書● 「携帯型安全管理装置及び安全管理防犯システム」特開2007-305009他11件● 精密電気電子測定技術● 音響測定技術、音響信号処理技術● 非接触電力伝送技術キーワード桐生 昭吾 教 授キリュウ ショウゴ知覚システム研究室(音響分野)所属研究室工学部 医用工学科ライフサイエンス医療・福祉所属音響測定、音響信号処理、電気電子精密計測、非接触電力伝送裁縫技術を用いた非接触電力伝送用コイル知的財産権● ”裁縫技術を用いたコイルの試作と電気的特性および非接触電力伝送への応用”、日本AEM学会誌、25, 2, pp.168-173(2017)他査読付き論文25件関連論文情報● 「基礎からわかる電気電子計測講義ノート(共著)」オーム社(2016)著書上:手袋に縫ったコイル左:縫い込みコイルで スマートホンに充電

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