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86 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ微粒子や薄膜の微細構造制をはじめ御色素増感太陽電池や光触媒材料などへの応用を目的として、界面化学的なアプローチから新規機能性材料を創製するプロセスを検討している。具体的には、両親媒性分子が形成する単分子膜やLB膜、蒸発誘起自己組織化膜、ミセルやベシクルなどの構造を利用して、ナノサイズの半導体粒子や多孔性材料の調製、薄膜のパターン化および複合化技術に関する研究を進めている。研究内容と目指すもの両親媒性物質が形成するさまざまな分子集合体をテンプレートに用いて新しい機能性材料の創製プロセスを開発している。これまでに、長鎖アミンとパーフルオロ系膜物質との混合LB膜にチタニア前駆体を作用させることで相分離構造に依存したチタニア超薄膜が作製できることを実証している。このプロセスは相分離したさまざまな分子集合体に拡張でき、多様な基材の表面改質や精密な修飾に利用できると考えられる。最近の研究テーマ外部資金● 科研費基盤研究(C)「有機分子組織体テンプレートによるナノ形態制御複合酸化チタン材料調製法の開発」（2013～2015年度）● 産学連携：藤森工業（株）との受託研究 3件知的財産権・関連論文情報・著書● 分子組織膜のプロセッシングと構造評価に関する技術● テンプレートを利用した無機系薄膜および微粒子の微細構造制御● 色素増感太陽電池の特性評価キーワード髙橋 政志 教 授タカハシ　マサシ機能性界面化学研究室所属研究室工学部 エネルギー化学科材料材料所属ラングミュア－ブロジェット膜、分子集合体、機能性材料、色素増感太陽電池、薄膜微細構造制御分子組織膜を利用した新規機能性材料の調製に関する研究● M. Takahashi et al., Structural characterization and photocatalytic activity of ultrathin TiO2 films fabricated by Langmuir–Blodgett technique with octadecylamine, Thin Solid Films,（査読有）, 519, 2011, pp.8077-8084.● M. Takahashi et al., Effects of addition of polyoxyethylene phytosterols on photovoltaic performance of dye-sensitized solar cells based on ionic liquid electrolytes, Electrochim. Acta, （査読有）, 219, 2016, pp.766-772.● M. Takahashi et al., Preparation of patterned TiO2 ultrathin films by Langmuir-Blodgett method using mixed monolayers of octadecylamine and 1H,1H-perfluoro-1-dodecanol, Chem. Lett., （査読有）, 46(9), 2017, pp.1396-1399.関連論文情報● 高橋政志 他，界面活性剤評価・試験法（改訂第2版）, 日本油化学会，122-127 (2016) 著書Heat treatmentImmersion inK2TiO(C2O4)2 sol.ODA-based mixed LB filmSubstratePatterned TiO2 filmSubstrateSubstrateTitania layer