TCU 研究者一覧
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88 TCU Research Directory 2018相談に応じられるテーマ環境・エネルギー問題を解決する材料技術の研究を行う。特に固体材料に注目し、材料の表面/界面及びバルクの性質を輸送現象、化学結合状態、電子構造という視点から理解し、固体物理的及び固体化学的視点に基づいた材料機能の設計手法を開発する。この応用としてケミカルリアクターやエネルギー利用技術に対応したイオン伝導体、熱電半導体、触媒材料、光触媒、色素増感太陽電池など、高性能な新規エネルギー変換材料・デバイスの開発を目指す。研究内容と目指すもの熱を伝えにくいセラミックスや合金のマトリックス中に200W/m・K以上の高い熱伝導率を示す結晶を分散させ、熱流を制御することで材料・部品の摩擦摩耗特性や加熱冷却特性の向上を図る。右図にSiメルトから作製された高熱伝導窒化ケイ素単結晶とそれを導入した材料組織モデルを示す。又、ピエゾ圧電体を用いた重量センサーの開発を行い、感染症などの病原体を検知するバイオセンサーへの応用と、合わせのコンポジット誘電体材料を開発している。最近の研究テーマ外部資金● 科学研究費助成事業(一般)基盤研究(B)「ハイブリッドプロトン伝導体の構造制御による耐久性向上と燃料電池への応用」(H19.4-H21.3)● 科学研究費助成事業(一般)基盤研究(B)「アルカリ形燃料電池用新規電解質の開発と燃料電池特性の向上」(H21.4-H24.3)● 科学研究費助成事業(一般)基盤研究(B)「アルカリ形燃料電池用新規電解質の開発と燃料電池特性の向上」(H21.4-H24.3)企業からの受託研究・知的財産権・論文・著書● FC用材料開発(H17.4-H21.3)、浄化触媒の基礎研究(H18.4-23.4)、 Liイオン電池の基礎研究(H24.4-H28.3)、光触媒の基礎研究(H19.4-25.3)● フォノニクスに関連した熱流制御技術(鉄系合金/窒化物コンポジット材料、ポリマー/窒化物コンポジット材料)● 熱電特性に関する物性研究:電子-フォノン系伝導機構(Liイオン電池正極材料の伝導機構、層状酸化物の伝導機構)● 圧電体を利用したピエゾバイオセンサーの研究開発(生体高分子検知、センサーセル構築、コンポジット誘電体材料の開発)キーワード宗像 文男 教 授ムナカタ フミオ固体材料化学研究室(固体化学)所属研究室工学部 エネルギー化学科材料材料所属フォノニクス、高熱伝導セラミックス、窒化ケイ素、自己組織化、ケミカルリアクター、イオン伝導体、熱電半導体、触媒材料、光触媒、色素増感太陽電池フォノニクスの応用研究企業からの受託研究● ガスセンサー、排ガス浄化触媒、高温超電導体材料、ピエゾアクチュエーター、 燃料電池など100件以上の特許を出願。国内特許及び外国特許の権利化10件以上知的財産権● 分担出筆:"シナジーセラミックス 機能共生の指針と材料創製" 新エネルギー・産業技術総合開発機構監修、シナジーセラミックス研究体編著書論文● 触媒、センサー、高温超伝導、窒化ケイ素材料、燃料電池、Li二次電池正極材料、 ポリマーコンポジット等100件以上

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