TCU 研究者一覧
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96 TCU Research Directory 2018建築・土木相談に応じられるテーマ居住環境の快適性、作業性、健康性、安全性についてエビデンスに基づいた研究を行います。シックハウス、熱中症、環境衛生など、建築環境では定量的に評価できるデータが多くあります。フィールドは住宅、オフィス、学校、劇場など様々です。自動車内環境もフィールドの一つです。実際に居住されている環境の実態を把握し、その結果を環境の維持管理や新築の際の計画提案に繋げることよって、エビデンスに基づく環境システムの構築を目指します。研究内容と目指すもの1) 学校における空気環境の実態調査、体育館・校舎内の熱中症の発生調査、学校事故と室内環境の調査等を通して建築的安全対策を行います。2) 室内CO2濃度・換気量・温熱環境が作業者のパフォーマンスへ及ぼす影響を調査し、安全性・作業性向上対策を提案します。最近の研究テーマ外部資金● 科学研究費基盤研究C「建築気候を考慮した学校環境の安全性に関する研究」(H25-H27)● 科学研究費基盤研究「B人間の安全性に配慮した化学機器併用式オルファクトメーター開発に関する研究」(H20-H23)● 東急建設共同研究「室内空気質と認知判断を考慮した作業効率に関する研究開発」(H29-H30)知的財産権・関連論文情報・著書● 室内における熱中症対策、シックハウス対策● 建築内・車室内環境が安全性・健康性・作業性に及ぼす影響● 学校環境と学習効率、環境学習プログラムの開発キーワード岩下 剛 教 授イワシタ ゴウ建築環境設備学  岩下研究室所属研究室工学部 建築学科建築・土木所属安全性、健康性、エビデンス居住環境と安全性・作業性に関する研究● 岩下剛、建築物環境衛生検査対象の小中学校における粉塵濃度及びCO2 濃度を用いたAir Stuffiness エビデンスとして行政情報を用いた学校空気環境に関する研究 その3、日本建築学会環境系論文集 第83巻 第747号,473-480, 2018年5月、DOI http://doi.org/10.3130/ aije.83.473● 岩下剛、中学高校部活動時の事故データを用いた熱中症リスクに関する検討 学校における事故と屋外気象条件の関係に関する研究 その4、日本建築学会環境系論文集 第83巻 第743号,49-56, 2018年1月, DOI http://doi.org/10.3130/aije.83.49● 岩下剛、温湿度を用いた冬期の小学校におけるインフルエンザ発生に関する時系列分析 学校におけるインフルエンザ発生と室内空気環境の関係に関する研究、日本建築学会環境系論文集 第82巻 第733号,257-264, 2017年3月, DOI http://doi.org/10.3130/aije.82.257関連論文情報

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